光 明 「 眼 睛 」
- 2020/04/07
- 07:01
光 明 5 )
転疎転遠の臭皮袋おもはくは
佛光も自己光明も
赤白青黄にして火光水光のごとく
珠光玉光のごとく
龍天の光のごとく
日月の光のごとくなるべしと見解す
或従知識し
或従経巻すといへども
光明の言教をきくには
螢光のごとくならんとおもふ
さらに眼睛頂頁の参学にあらず

祖師方の言葉は
辛辣と言えば辛辣です
「 臭皮袋 」
この身体の事でしょうか
しかし、この身体が
大事貴重な身体となるか
臭皮袋となるかは
ピント外れな ( 転疎転遠 ) な運用
してしまえば、そうなる
と言う条件付き
「 光 明 」
これを視聴覚・五感感覚
感覚対象として目前に現れるんだろう
そう想定し、検索しようとする
これは致し方ない事
そう言えます
呼吸を内外にするのでなく
身体の内、上下になす
あくまでイメージですが
そうして威儀を正す
そう、心魂を真摯に運用する
その神妙さが
まさに「 光 明 」のよう感じられる
それは知る事でも
見る事でもなくて、する事である
この道元禅師の提案は
ある意味、とてもシンプルで
リアルなこと述べられてると
.