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弁道話  「 参学の真流にのこす 」

おほよそ我朝は龍海の以東にところして雲煙はるかなれども欽明・用明の前後より秋方の仏法東漸するこれすなはち人のさいはひなりしかあるを名相事縁しげくみだれて修行のところにわづらふいまは破衣綴盂を生涯として青巌白石のほとりに茅をむすんで端坐修練するに仏向上の事たちまちにあらはれて一生参学の大事すみやかに究竟するものなりこれすなはち龍牙の誡勅なり鶏足の遺風なりその坐禅の儀則はすぎぬる嘉禄のころ撰集せし普勧...

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弁道話  「 参学の願はんに 」

また釈教の三千界にひろまることわづかに二千余年の前後なり刹土のしなじななるかならずしも仁智のくににあらず人またかならずしも利智聡明のみあらんやしかあれども如来の正法もとより不思議の大功徳力をそなへてときいたればその刹土にひろまる人まさに正信修行すれば利鈍をわかずとしく得道するなりわが朝は仁智のくににあらず人に知解おろかなりとして仏法を会すべからずとおもふことなかれいはんや人みな般若の正種ゆたかなり...

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弁道話   「 黙坐せしをみて 」

とうていはく西天および神丹国は人もとより質直なり中華のしからしむるによりて仏法を教化するにいとはやく会入す我朝は、むかしより人に仁智すくなくして正種つもりがたし番夷のしからしむるうらみざらんや又このくにの出家人は大国の在家人にもおとれり挙世おろかにして心量狭小なりふかく有為の功を執して事相の善をこのむかくのごとくのやからたとひ坐禅すといふともたちまちに仏法を証得せんやしめしていはくいふがごとしわが...

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弁道話   「 第二人なき 」

といていはく乾唐の古今をきくにあるいは竹の声を聞きて道をさとりあるいは花のいろを見てこころをあきらむるものありいはんや、釈迦大師は明星を見しとき道を証し阿難尊者は刹竿のたふれしところに法をあきらめしのみならず六代よりのち五家のあひだに一言半句のしたに心地をあきらむるものおほしかれらかならずしもかつて坐禅辨道せるもののみならんやしめしていはく古今に見色明心し聞声悟道せし当人ともに辨道に擬議量なく直下...

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弁道話   「 妙 術 」

あきらかにしりぬ自己即仏の領解をもて仏法を知れりといふにはあらずといふことをもし自己即仏の領解を仏法とせば禅師さきの言葉をもて導びかじ又しかの如く今しむべからずただまさにはじめ善知識をみんより修行の儀則を咨問して一向に坐禅弁道して一知半解を心にとどむることなかれ仏法の妙術、それ空なしからじ。--------------------------------------------正法眼蔵 「 弁道話 」  59 )身体の内容を構成する神経系・筋肉...

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プロフィール

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Author:newstoday.jp
佐々木正巳 
宮城県仙台市在住 
60歳です。




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正法眼蔵・現代語訳はこちらでした。
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