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記事一覧

正法眼蔵 行持 ( 103 )法常禅師は1200年前の方です身体の屈強さ現代人とは比較しようもありませんしかし、思考空間はほぼ現代人と同じではなかったでしょうか仏の教えと言い、坐禅とは何かといい既に 「 思 考 」 で捉える時代になってたしかし、法常禅師は「 熱 」 や 「 やさしさ 」 という実体を坐禅を通して創造する事が出来た法常禅師は、古代人でなく私達が進化すべき未来人だった....

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起こさないよう、やさしくじっと

正法眼蔵 行持 ( 102 )頭の上に、小鳥がとまってなさるすやすやお昼寝なさってる起こさないよう、やさしくじっとしてようこれは相手にしてる事ですがそれも勝手なイメージですが息は長く、やさしくなっちゃう表情もどこか微笑んでくるイメージは架空ですが身体は明らかに変化しちゃう心魂もやさしくなってくる息は長く、やさしくて表情もどこか微笑んでるこれって万人が目指す「 お金持ち喧嘩せず 」 な超富裕層の...

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その塔、いま本山にあり

正法眼蔵 行持 ( 101 )「 その塔、いま本山にあり  庫下 kuka に交割 kokatu す     」法常禅師が坐禅中頭上に置かれた塔の置物今も大梅山護聖寺の庫院に受け継がれてるこの今は、道元禅師がおられた13世紀の今で法常禅師の坐禅から400年後のレポートですそして現在の今は、道元禅師から800年後です現在の今は、法常禅師の坐禅から 1,200 年後の今です法常禅師の坐禅がどのようなものだったのか法...

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八寸の鉄塔一基を頂上におく

正法眼蔵 行持 ( 100 )師の坐禅には、八寸の鉄塔一基を頂上におく如載 nyo-sai 宝冠 hokan なりこの塔を落地却 rakuti kyaku せしめざらんと功夫 kuhu すれば、ねぶらざるなり法常禅師の坐禅八寸の鉄塔を頭の上に置かれた一寸は約3cm、24cmほどの鉄の塔これを再現検証するのはハードル高しイメージで真似てみます、すると法常禅師のもとから多くの禅僧が育ったことが頷けます鉄塔は重いので10cmほどの、ス...

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お疲れ様ですッ!3月27日 月曜日如何お過ごしでしょうか ?陽射しの有難さ、感じけりですチューリップの葉がお顔出されて本格的な春はもうそこでしょうか今週もお身体お大事にご健康ご健勝であられますよう心よりお祈り申し上げますッ !....

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貪名 ton-myo 愛利 airi のなかに

正法眼蔵 行持 ( 99 )貪名 ton-myo 愛利 airi のなかに仏法あらましと強為 kyo-I するは、小量の愚見 guken なり「 虎や象が石を運び泥を運んで、師の塔をつくる 」これはどういう意味でしょう?遠いアフリカで、虎や象が一頭死んじゃった私達には関係ないというか、気にもとめません他の餌になるか風化してバラバラになって跡形もなくなるどっこい人間はそうならない! 俺様はそうならない! どんなもんでしょう名...

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いしをはこび、泥をはこびて師の塔をつくる

正法眼蔵 行持 ( 98 )生前には、一虎一象よのつねに給侍 kyuzi す、あひあらそはず師の円寂 enzyaku ののち虎象 kozo いしをはこび、泥をはこびて師の塔をつくるその塔、いま護聖寺 gosyozi に現存せり師の行持、むかしいまの知識とあるはおなじくほむるところなり劣慧 rete のものはほむべしとしらず頭頂に、小さな塔の置物を置いて間抜けにならぬよう坐禅をなされた法常禅師晩年、後進の指導にあたられましたが三十有...

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師の法を伝持して

正法眼蔵 行持 ( 97 )高麗 korai の迦智 kati は師の法を伝持して本国の初祖なりいま高麗の諸師は、師の遠孫 onson なり朝鮮高麗の迦智和尚は法常禅師の坐禅を学び、坐禅の法を中国から朝鮮へと坐禅を伝えられました現在、朝鮮高麗の禅僧方はみな法常禅師の遠孫です例外はあれど、輪廻転生のスパンは一千年に一度と言われていますそしてこれも例外はあれど基本男性は女性に、女性は男性に八世紀から九世紀坐禅に精進な...

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師の神足 zinsoku なり

正法眼蔵 行持 ( 96 )この因縁 innen は、人天 ninten みなしれるところなり天龍 ten-ryu は、師の神足 zinsoku なり俱胝 gu-tei は師の法孫なり馬祖道一禅師のもとで坐禅を学ばれ師を離れ、一人深山に入り三十有余年、静かに坐を組まれた法常禅師そして天龍禅師は、この法常禅師から坐禅を学んでいます俱胝 和尚は、この流れから坐禅を学ばれた方です八世紀から九世紀日本史では奈良平安時代電気ガス水道、車も電話も...

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お疲れ様ですッ!3月20日 月曜日如何お過ごしでしょうか?寒い寒いって述べてましたら春のお彼岸ですお日様があたると、いきなり暖かくなります今週もお身体お大事にご健康ご健勝であられますよう心よりお祈り申し上げますッ !....

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梅子熟也

正法眼蔵 行持 ( 95 )師いはく「 我祗管 gasikan 即心是仏 」この道をもちて馬祖に挙似 kozi す馬祖いはく「 梅子熟也 」お品書きの名称が、どう変わろうが法常禅師は、「 私はただ 即心是仏 」では、こうだったらどうでしょうお品書きの名称が、非心非仏にかわりました法常禅師は、「 はいそうですか、では私はただ非心非仏 」法常禅師にとってお品書きの名称はどうでもよかったライスカレーでもカレーライ...

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我祗管 gasikan 即心是仏

正法眼蔵 行持 ( 94 )あるとき、馬祖 baso ことさら僧をつかはしてとはしむ「和尚そのかみ馬祖を参見 sanken せしに得何 tokuga 道理、便住 binzyu 此山 sizan なる 」師いはく「 馬祖われにむかひていふ、即心是仏 すなはちこの山に住す 」僧いはく「 近日 kinzitu 仏法また別なり 」師いはく「 作麽生 somosan 別なる 」僧いはく「 馬祖いはく、非心非仏 hisin-hibutu とあり 」師いは...

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枯木 koboku 、寒林に倚 yo る

正法眼蔵 行持 ( 93 )つひに僧に命じて師を請 syo するに出山せず偈 ge をつくりて答するにいはく「 摧残 saizan せる枯木 koboku 、寒林に倚 yo る幾度 ikutabi か春に逢うて心を変ぜず樵客 syo-kaku 、之 kore に遇うて猶 nao 顧 kaeri みず郢人 ei-zin 、那 nan ぞ苦 nengoroni 追尋 tuizin することを得ん 」つひにおもむかず法常禅師に山を下りて来るよう斉安国師は使いを送りますしかし法常禅師は、山を下りる気...

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それよりのち消息 syo-soku をしらず

正法眼蔵 行持 ( 92 )この僧、あやしむこころありかへりて塩官に挙似 kozi するに塩官いはく「 そのかみ江西 ko-zei にありしとき一僧を曾見 zoken すそれよりのち消息 syo-soku をしらず莫是 makuze 此僧否 sisohi 」馬祖道一禅師のもとで坐禅を学ばれ師を離れ、一人深山にて静かに坐を組まれた法常禅師馬祖禅師のもとにおられた時同じく馬祖禅師のもとにおられた斉安国師は三十有余年前、法常禅師にお会い...

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お疲れ様ですッ!3月13日 月曜日如何お過ごしでしょうか?仙台はこれから雨のようですもう雪の季節は、去ってゆかれたのかクロッカスが咲き、梅の花が満開です今週もお身体お大事にご健康ご健勝であられますよう心よりお祈り申し上げますッ!....

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随流去 zui-ryuko

正法眼蔵 行持 ( 91 )この僧またとふ「 出山路 syutu-sanro 向什麽 kosimo 処去 syoko 」師いはく「 随流去 zui-ryuko 」しゃんとお坐りになるため頭頂に鉄塔を置くそのような坐の生活を三十幾年この法常禅師に、道に迷いし僧が問います「 ここへ来られて幾年になられるのか 」「 山河、春目覚め秋静まれり 」「 この山を下るには、どうすればいいでしょう 」「 水の流れに、沿って行けばいい 」....

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只見 siken 四山 sizan 青又黄 seiyuko

正法眼蔵 行持 ( 90 )すなはちとふ「 和尚この山に住してより  このかた、多少時也 tasyo-ziya 」師いはく「 只見 siken 四山 sizan 青又黄 seiyuko 」.......................................................................................奥村土牛「吉野」ぼやぼやしないよう頭頂に鉄塔を置き、しゃんとお坐りになられているその生活を単身三十有余年この法常禅師に道に迷いし僧が問います「 この山にお...

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かくのごとくして年月を経歴 kyo-ryaku するに

正法眼蔵 行持 ( 90 )かくのごとくして年月を経歴 kyo-ryaku するに塩官 en-kan の会 e より一僧きたりてやまにいりて拄杖 syu-zyo をもとむるちなみに迷山路 mei-sanro してはからざるに師の庵所にいたる不期 hugo のなかに師をみる深山湖畔に草庵を構え坐して微動だにせずこの生活を続けること三十有余年ある日のこと杖によい木を探して山に入りし僧道にまよい法常禅師の草庵に至れり....

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死にいたりて懈惓 kegen なし

正法眼蔵 行持 ( 89 )その塔、いま本山にあり庫下 kuka に交割 kokatu すかくのごとく辨道すること、死にいたりて懈惓 kegen なし .......late 13th century頭頂に鉄の塔を載せ気迫を維持して落ちないように保つこのような坐禅を単身三十有余年続けられた大谷選手はすごい方だこれとは全く違う領域で群を抜いておられるこの鉄の塔は今も大梅山護聖寺の庫院にあります法常禅師はこのような坐禅を死す日までお続けになら...

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お疲れ様ですッ!3月6日 月曜日如何お過ごしでしょうか?日がさしますとほんと暖かく感じられます春っぽく感じます今週もお身体お大事にご健康ご健勝であられますよう心よりお祈り申し上げます!....

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鉄塔一基を頂上におく

正法眼蔵 行持 ( 88 )師の坐禅には、八寸の鉄塔一基を頂上におく如載 nyo-sai 宝冠 hokan なりこの塔を落地却 rakuti kyaku せしめざらんと功夫 kuhu すれば、ねぶらざるなりインドや中東の方が頭の上に桶を載せて、水を運ばれる水道が完備した今の日本ではありえない風景ですしゃんとバランスをとってないとせっかく汲んで来た大事な水がいっぺんに、大地の潤いになっちゃいます命令されてするならパワハラですが自ら...

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四山 sizan 青又黄 seiyuko のみをみる

正法眼蔵 行持 ( 87 )坐禅辨道 ben-do すること三十余年なり人事 nin-zi たえて見聞 ken-mon せず年暦 nen-reki おほよそおぼえず四山 sizan 青又黄 seiyuko のみをみるおもひやるは、あはれむべき風霜 hu-so なり法常禅師は大梅山に草庵を建て一人坐禅の生活を続けられたその年月三十有余年宇宙飛行士が、ある惑星に不時着し三十有余年、人の世と音信不通な生活送られたに似てます風光明媚な春秋はともかく厳冬期はさ...

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池に荷 ka おほし

正法眼蔵 行持 ( 86 )ちなみに大梅山の絶頂にのぼりて、人倫 zin-rin に不群 hugun なり草庵に独居す松実を食し、荷葉 kayo を衣とすかの山に小池あり、池に荷 ka おほし蓮の花咲く小さな池その前に草庵を建て、一人住む食するものは、ほとんど鳥さん達と同じそうして静かにお坐りになられてるどれだけこの方へ天地神明が栄養をお送りになられていたのでしょう....

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即心是仏

正法眼蔵 行持 ( 85 )かつて馬祖 baso の会 e に参じてとふ「 如何是仏 nyoga-zebutu 」と馬祖いはく「 即心是仏 sokusin-zebutu 」と法常このことばをききて言下大悟 gonka-taigo す法常禅師 Ho-zyo zenzi が馬祖 baso 禅師の坐禅道場で静かにお坐りになられてる傍目にそのお姿は、静止してて水面静まりけり、死人のように見えますその死んだ水面に、天地が語りかけます陽光星辰は一瞬も滞らず、その歌を奏でます...

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プロフィール

佐々木正巳

Author:佐々木正巳
青葉坐禅堂



宮城県仙台市青葉区国見5-6-18
( 5-6-18 kunimi Aobaku Senndai )

090-7325-5711 佐々木正巳 まで










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