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 「 捨て小舟 」 




「 火 」 から
光と、煙が生まれる

この方程式に
静かに沈潜してみます

火祭りを見てるように
外に火を見る、とせず
たとえば腰腹中央に火をイメージして
その火が消えないよう注力します

「 火 」 から
光と、煙が生まれる

目には見えない光
が十方を満たし
取り残されたようにこの身が佇む

この経緯を「 火の行 」 とするなら
この行は、火を通して
普段混ざり合ってる精神と心魂と身体を
全体では一つなんだけど
きっちりそれらを三つに分ける
そんな行になってる

精神 → 目には見えない光
心魂 → 火の方程式のイメージ
身体 → 取り残された煙

2021081772800001.png


「 波も引き風もつなかぬ捨て小舟 
     月こそ夜半のさかりなりけれ  」
..................................................道元禅師

この歌中の 「 捨て小舟 」 とは
どこかの河川に不法投棄?
されちゃったボートの事じゃなく
坐禅が火の祭壇となった時
取り残されたように分離する
この身体の事を述べられてる







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佐々木正巳

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