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 「 捨て小舟 」 




「 火 」 から
光と、煙が生まれる

この方程式に
静かに沈潜してみます

火祭りを見てるように
外に火を見る、とせず
たとえば腰腹中央に火をイメージして
その火が消えないよう注力します

「 火 」 から
光と、煙が生まれる

目には見えない光
が十方を満たし
取り残されたようにこの身が佇む

この経緯を「 火の行 」 とするなら
この行は、火を通して
普段混ざり合ってる精神と心魂と身体を
全体では一つなんだけど
きっちりそれらを三つに分ける
そんな行になってる

精神 → 目には見えない光
心魂 → 火の方程式のイメージ
身体 → 取り残された煙

2021081772800001.png


「 波も引き風もつなかぬ捨て小舟 
     月こそ夜半のさかりなりけれ  」
..................................................道元禅師

この歌中の 「 捨て小舟 」 とは
どこかの河川に不法投棄?
されちゃったボートの事じゃなく
坐禅が火の祭壇となった時
取り残されたように分離する
この身体の事を述べられてる







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プロフィール

佐々木正巳

Author:佐々木正巳
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「国際交流のための坐禅会」

(ご希望に合わせ随時開催・参加費無料)

2006 東京国立博物館(上野) にて開催
2006~2015 仙台国際センターにて毎月開催
2022 ~  仙台 国見にて随時開催



かつて馬祖 baso の会 e に参じてとふ
「 如何是仏 nyoga-zebutu 」と
馬祖いはく
「 即心是仏 sokusin-zebutu 」と
法常このことばをききて
言下大悟 gonka-taigo す




法常禅師 Ho-zyo zenzi が
馬祖 baso 禅師の坐禅道場で
静かにお坐りになられてる
傍目にそのお姿は、静止してて
水面静まりけり、死人のように見えます
その死んだ水面に、天地が語りかけます
陽光星辰は一瞬も滞らず、その歌を奏でます

法常禅師はある時
馬祖禅師にご質問なされた
「 仏とは、どのようなものですか 」

馬祖禅師が答えます
「 坐禅においては、心が仏となります 」






宮城県仙台市青葉区国見5-6-18
( 5-6-18 kunimi Aobaku Senndai )


仙台にお越しの折は
気軽にお寄り下さいませ

ご連絡先はコチラでした!
090-7325-5711



師 沼田 勇 先生 



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文章を通しての師

Rudolf Steiner 先生
Kōdō Sawaki
沢木 興道 老師 ( 曹洞宗 )










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