谿声山色 34 「 弥天 mi-ten 弥綸 mi-rin 」
- 2021/06/18
- 08:16
正法眼蔵 谿声山色 34
「 弥天 mi-ten 弥綸 mi-rin 」

このゆゑに、俗いはく
「 弥高 mi-ko 弥堅 mi-ken なり 」
先仏いはく
「 弥天 mi-ten 弥綸 mi-rin なり 」
春松 syun-syo の操あり
秋菊の秀ある
即是 soku-ze なるのみなり
( 高くゆきわたり、あまねく堅固である
( 一般にはこうレポートされています
( かたや、仏のレポートはこうです
( 久しき天は
( 弦が奏でる音で満ちている
.........※ 「綸 rin 」 弦楽器に用いる糸
( 春松が緑をたたえ
( 秋菊が香り立つ
( その真意はモノではなく
( 天が奏でる
( 音と光の音楽なのです
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