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谿声山色  26  「 遠慮なきにあらず 」



正法眼蔵 谿声山色  26

「 遠慮なきにあらず 」


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又 西天の祖師
おほく外道 ge-do 二乗 国王等のために
やぶられたるを
これ外道のすぐれたるにあらず
祖師に遠慮なきにあらず

 ( 又インドの祖師の多くは
 ( 外道や二乗、国王などから
 ( 厳しい迫害を受けます
 ( 外道が優れてたと言うより
 ( 祖師方は、まったく違う地平に立ってました


初祖西来よりのち
嵩山 su-zan に掛錫 ka-syaku するに
梁武 ryo-bu もしらず、魏王 gi-o もしらず
ときに両箇 ryo-ko のいぬあり
いはゆる、菩提流支三蔵 bodai・ryu-si・san-zo と
光統律師 ko-zu・ri-si となり

 ( 達磨大師は中国に来て
 ( 嵩山少林寺に入った
 ( 梁の武帝や魏の王は
 ( それを知りません
 ( 当時、狂犬のような
 ( 二人の人物がいました
 ( 菩提流支三蔵と光統律師です


虚名 ko-myo 邪利 zya-ri の
正人 syo-nin にふさがれんことをおそりて
あふぎて天日をくらまさんと
擬するがごとくなりき
在世の達多 da-ta よりもなほはなはだし

 ( 二人は、自らの名声と商売が
 ( 達磨という人に侵されることを恐れます
 ( そこで、太陽を隠してしまおう
 ( みたいなことをします
 ( それは釈尊と
 ( 提婆達多の関係よりも激しいものでした

あはれむべし
なんぢが深愛する名利 myo-ri は
祖師これを糞穢 hun-ne よりもいとふなり

 ( 哀れなことで名声と商売は
 ( 祖師方には
 ( 「 はかないもの 」 と映ってました





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プロフィール

佐々木正巳

Author:佐々木正巳
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「国際交流のための坐禅会」

(ご希望に合わせ随時開催・参加費無料)

2006 東京国立博物館(上野) にて開催
2006~2015 仙台国際センターにて毎月開催
2022 ~  仙台 国見にて随時開催



かつて馬祖 baso の会 e に参じてとふ
「 如何是仏 nyoga-zebutu 」と
馬祖いはく
「 即心是仏 sokusin-zebutu 」と
法常このことばをききて
言下大悟 gonka-taigo す




法常禅師 Ho-zyo zenzi が
馬祖 baso 禅師の坐禅道場で
静かにお坐りになられてる
傍目にそのお姿は、静止してて
水面静まりけり、死人のように見えます
その死んだ水面に、天地が語りかけます
陽光星辰は一瞬も滞らず、その歌を奏でます

法常禅師はある時
馬祖禅師にご質問なされた
「 仏とは、どのようなものですか 」

馬祖禅師が答えます
「 坐禅においては、心が仏となります 」






宮城県仙台市青葉区国見5-6-18
( 5-6-18 kunimi Aobaku Senndai )


仙台にお越しの折は
気軽にお寄り下さいませ

ご連絡先はコチラでした!
090-7325-5711



師 沼田 勇 先生 



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文章を通しての師

Rudolf Steiner 先生
Kōdō Sawaki
沢木 興道 老師 ( 曹洞宗 )










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