谿声山色 24 「 人天の繋縛 ke-baku 」
- 2021/06/05
- 07:55
正法眼蔵 谿声山色 24

「 人天の繋縛 ke-baku 」
かつて国王大臣の
恭敬 ku-gyo 供養 ku-yo をまつこと
期 go せざるものなり
しかあるに、いまかくのごとくの因縁あり
本期 hon-go にあらず、所求 syo-gu にあらず
人天の繋縛 ke-baku に
かかはらんことを期せざるところなり
( 偉い人から尊敬されたり
( 贈り物してもらって嬉しい
( そもそも、そう言う
( お話しではなかった
( それでも尊敬されたり
( 贈り物されたりは
( それとは別の因縁があったから
( 求めてなかった
( 尊敬や贈り物を受けると
( お返ししなきゃ、とか
( 「 縛 り 」 になる事も
( 祖師方は
( そのように 「 縛 りを好まず 」
( と言うように、とても洗練されてた
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