行 持 下 「 不 断 」
- 2021/02/18
- 07:02
正法眼蔵 行 持 下
「 不 断 」

第三十二祖
大満禅師は、黄梅 o-bai の人なり
俗姓は周氏なり
母の姓を称 tonau なり
師は無父而生 muhu-nisyo なり
たとへば李老君のごとし
( 釈尊から第三十二祖
( 中国禅宗では第五祖であられる
( 大満弘忍禅師(602-675)は
( 湖北省黄梅県の方でした
( 俗姓は周氏であり
( 母の姓を名乗っていました
( 父なく生まれ
( 李という母方の姓を名乗られた
( 母方の姓を名乗られたところは
( 老子(李老君)に似てます

七歳伝法よりのち
七十有四にいたるまで
仏祖正法眼蔵よくこれを住持し
ひそかに衣法を
慧能 e-no 行者に附属するゆえに
正法の寿命不断なるなり
( 五祖弘忍禅師(602-675)は
( 七歳で四祖道信禅師の弟子となります
( 七十四歳まで面壁坐禅の法に専念し
( 伝来の袈裟とその正法を
( 六祖慧能禅師 (638-713) へと
( お伝えになられました
( 今へと面壁坐禅の法が伝わったのは
( 五祖弘忍禅師のお陰だと言えます
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