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行 持  下  「 龍象蹴踏 」



正法眼蔵 行 持  下
 「 龍象蹴踏 」

大潙山 dai-i 大円禅師は
百丈 hyaku-zyo の授記 gyu-ki より
直に潙山の峭絶 syo-zetu にゆきて
鳥獣為伍 i-go して、結草修練す
風雪を辞労することなし
橡栗充食 syo-ritu zyu-ziki せり

 ( 潙山霊祐禅師 「 771~853 唐代 」 は
 ( 百丈懐海禅師 「 749~814 唐代 」 から
 ( 坐禅の法を受け継つぎます
 ( その後、険しき潙山の山を坐禅の地に選びます
 ( 鳥獣を友として草庵を結び
 ( 坐禅の行持を続けられました
 ( 風雪を苦とせず
 ( とちの実や栗を食料にします

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堂宇 do-u なし常住 zyo-zyu なし
しかあれども行持の
見成 gen-zyo すること四十年来なり
のちには海内の名藍 mei-ran として
龍象蹴踏 syu-to するものなり

 ( 建物や仏具は粗末でしたが
 ( 坐禅の行持が
 ( 四十年にわたり行われます
 ( 後に天下の道場となり
 ( 多くの修行者が集まることとなります


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 ( ほぼ、アウトドアな生活
 ( それでも豊かに暮らされた
 ( 隠れ年金を受けておられた
 ( 隠れ資産お持ちだったと推測されます
 ( 前方「 未来 」 と
 ( 後方「 過去 」 とが
 ( 今ここに集結し
 ( 真上から精神が垂直に射します
 ( 時空が十字の宮殿を形成しています


20201214SS00004.png

 ( 望洋と未来が続いてる
 ( そうならずに
 ( 欲望も不安もこちらに流れて来る
 ( 「 如来 」 として受け止めてる
 ( これはフィクションと言えばフィクションですが
 ( そうすることで未来を
 ( 欲望や不安を腹筋・力に変えています



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 ( 直線上の腰腹同量、その感覚のスイッチを
 ( どのようにして ON にするかが問題です
 ( 「 足の親指の内側 」 と 「 踵 」 へ
 ( 耳を傾けるくらいな
 ( ほんのわずか意識を送りこみます
 ( 足の裏のこの二か所が微妙に活きると
 ( それが指揮者になって
 ( 身体中央の 「 腰腹同量 」 が
 ( 実感として浮かび上がります


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