行 持 下 「 あはれむといふは 」
- 2020/11/11
- 07:50
正法眼蔵 行 持 下
「 あはれむといふは 」
名利をあはれむといふは
仏祖となりぬべき身命を
名利にまかせて
やぶらしめざるなり
妻子親族あはれまんことも
またかくのごとくすべし
( 名利をあわれむとは
( 仏祖となるべき身命から
( その可能性を奪うことです
( 妻子や親族に対しても
( かくの如くあるべきです

( 疑念・倦怠・恨み・絶望
( 「 仏祖 」 には
( これはないだろうと、推測されます

( これらの誕生に
( 憧れ・希望・理想が関与したはずだ
( これは推測されます
( 満たされなかった・未達感が
( 倦怠や絶望を支えてる

( 身体を十字架に架ける
( 二祖慧可大師
( 「 慧可断臂 eka-danpi 」
( の気合いで
( 自分自身へ一刀を振るう
( まったく理解不能なお話しです
( しかしこれは
( 「 創造的断念 」 と言えます

( Negative を止めて
( Positive を目指そう
( これでは問題解決には
( ならないだろう ・・
( これが仏祖方の洞察だったと
( 思われます

( 倦怠や疑念や絶望
( 確かに産みの親は
( 自分でしょうが
( テレビを消すように
( パッとは消えてくれません
( 暖簾分けして自立しちゃってます

( 疑念や絶望
( もう自立してるので
( 私の苦しみ、とは言えません
( 彼らの苦しみ、が適してます

( 身体を十字架に架ける
( 二祖慧可大師
( 「 慧可断臂 eka-danpi 」
( の気合いで
( 自分自身へ一刀を振るう
( まったく馬鹿げたお話しですが
( 彼らに引導を渡し
( その牢獄から解き放つ
( それが出来るのは
( あなたしかいないのだ

( 「 あはれむ 」 これと
( 二祖慧可大師の
( 「 慧可断臂 eka-danpi 」
( の気合いが出合います
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