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行 持  下  「 千万の西来ありとも 」




正法眼蔵 行 持  下
 「 千万の西来ありとも 」


破顔 ha-gan は 古 inisie をきく
得随 toku-zui は祖に学す
しづかに観想すらくは
初祖いく千万の西来 sei-rai ありとも
二祖もし行持せずば
今日の飽学措大 hogaku-sodai あるべからず

 ( 摩訶迦葉尊者がなされた
 ( 破顔微笑
 ( 二祖慧可大師がなされた
 ( 得随 toku-zui

 ( 考えてみます
 ( 達磨大師が幾千万回
 ( 中国へ赴いたとしても
 ( 二祖慧可大師が
 ( それを受け止め理解し
 ( それを行じてくれなかったら
 ( 我々は仏法の大海に
 ( ただ迷うしかなかったでしょう
 ( 具体的な
 ( 仏法行持の道筋は
 ( 二祖慧可大師によって
 ( 入念に準備されたのです



20201106SS00001.png
 ( 「 一点 」 を認識できる
 ( ??? まったくもって
 ( 浮世離れなお話しです
 ( おもしろいテーマだ
 ( すごいお話しですねッ !
 ( とは、いきません



20201106SS00002.png
 ( 二祖慧可大師は
 ( 自らの左臂を断った
 ( 「 慧可断臂 eka-danpi 」 の故事
 ( 心底このイメージに接近出来れば
 ( 1500年後の今日でも
 ( 私達に想定外の展望を与えてくれる
 ( そう予感されます



20201106SS00003.png
 ( 垂直交差の
 ( 三本の線からなる
 ( 座標系に身体を合わせる
 ( これもちょ浮世離れなお話しです
 ( そこからさらに浮世離れして
 ( 左右・前後・上下の
 ( 三線の明度を下げて行って
 ( 中心点の位置のみ記憶して
 ( みな消し去る



20201106SS00004.png
 ( 一見静かな
 ( 心中シミュレーションです
 ( 別に何の感動も起こりません
 ( ここに
 ( 二祖慧可大師は自ら左臂を断った
 ( この強烈なイメージを付加します



20201106SS00005.png
 ( 左右・前後・上下の
 ( 三線を消し去る、これが
 ( 「 三線を断念する 」 と言う
 ( アクティブなイメージに変化します



20201106SS00006.png
 ( 二祖慧可大師は
 ( 自ら左臂を断つ
 ( これはあまりにも強烈なイメージで
 ( 身中に作用すると左臂に止まらず
 ( 左右・前後・上下の六線も
 ( 断たれるよう感じます
 ( そんな強烈な作用が襲います



20201106SS00007.png
 ( この強烈な作用は
 ( 知識とか思想とか超えていて
 ( 日常でお金が力を持つように
 ( 実際、生きる力になります



20201106SS00008.png
 ( その力の予感実感
 ( そこから振り返ると
 ( 詭弁ではなく
 ( 何故そうなるか推定出来ます



20201106SS00009.png
 ( 左右・前後・上下
 ( 三本交差からなる座標系
 ( これって心情の動線だったんだ
 ( 好き嫌い、いいわるい、成功不成功
 ( 揺れ動く迷情、「 眩暈 memai 」
 ( それってこの六線が支えてたの



20201106SS00010.png
 ( 「 これより堂奥に入る
 (  執侍八年、勤労千万 」
 ( これを現代に活かすなら
 ( いつでも何処でも
 ( 四六時中どこまでも、でしょうか



20201106SS00011.png
 ( 「 慧可断臂 eka-danpi 」 の故事
 ( 心底にこのイメージを
 ( いやもっと正確を期すなら
 ( 腰腹中心付近に
 ( このイメージを保持するなら
 ( 普段にはありえない
 ( 身体の中心が予感されます



20201106SS00012.png
 ( でもそれって
 ( 座標系がないので
 ( 目には見えないし特定できない
 ( だけど、確信出来る
 ( これは極めて浮世離れです



20201106SS00013.png
 ( 特定できないけど
 ( 確信出来る身体の中心
 ( そこに心情を定めれば
 ( 揺れ動く迷情
 ( 眩暈 memai は、効力を失います



20201106SS00014.png
 ( お薬で心病を癒す
 ( とんでもないスピードで
 ( 近代医学は進展しましたが
 ( 二祖慧可大師の
 ( 「 慧可断臂 eka-danpi 」
 ( このお薬は、それより合理的で
 ( 冷徹なくらい事実認識に基づてます




20201106SS00015.png
 ( 1500年後、今の製薬は
 ( 昔の迷信になっても
 ( 二祖慧可大師の妙薬は
 ( どっこい創業三千年で
 ( 暖簾をかけてらっしゃるかも、です
 ( 何故って?
 ( それは1500年後も
 ( 感情心情の上り下がりは
 ( 前後・左右・上下の
 ( 座標系に沿って動いてるはず
 ( そう推測されるから 




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プロフィール

佐々木正巳

Author:佐々木正巳
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「国際交流のための坐禅会」

(ご希望に合わせ随時開催・参加費無料)

2006 東京国立博物館(上野) にて開催
2006~2015 仙台国際センターにて毎月開催
2022 ~  仙台 国見にて随時開催



かつて馬祖 baso の会 e に参じてとふ
「 如何是仏 nyoga-zebutu 」と
馬祖いはく
「 即心是仏 sokusin-zebutu 」と
法常このことばをききて
言下大悟 gonka-taigo す




法常禅師 Ho-zyo zenzi が
馬祖 baso 禅師の坐禅道場で
静かにお坐りになられてる
傍目にそのお姿は、静止してて
水面静まりけり、死人のように見えます
その死んだ水面に、天地が語りかけます
陽光星辰は一瞬も滞らず、その歌を奏でます

法常禅師はある時
馬祖禅師にご質問なされた
「 仏とは、どのようなものですか 」

馬祖禅師が答えます
「 坐禅においては、心が仏となります 」






宮城県仙台市青葉区国見5-6-18
( 5-6-18 kunimi Aobaku Senndai )


仙台にお越しの折は
気軽にお寄り下さいませ

ご連絡先はコチラでした!
090-7325-5711



師 沼田 勇 先生 



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文章を通しての師

Rudolf Steiner 先生
Kōdō Sawaki
沢木 興道 老師 ( 曹洞宗 )










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