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行 持  「 曇花一現 」




正法眼蔵 行 持  下
 「 曇花一現 」


曇花 (donge) の一現は
やすかるべし
年月をまちて算数 (san-zyu) しつべし
初祖の西来は
ふたたびあるべからざるなり

 ( 優曇華の花は
 ( 三千年に一度咲きます
 ( 月日を待ちさえすれば
 ( この花を見ることが出来ます

 ( しかし、達磨大師が
 ( インドから来られて
 ( 厳粛壮麗を内に宿す
 ( 坐禅の行を伝えられた事は
 ( もう、二度とありえません



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 ( 達磨大師が伝えられた
 ( 面壁坐禅はどこが稀有なんでしょう
 ( 達磨大師の行法は
 ( 動脈に働きかけず
 ( それは静脈に働きかけます



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 ( 動脈に働きかける ?
 ( それは、血気盛んになる
 ( 信念であれ信仰であれ
 ( 力強く前へ進める感じ

 ( 静脈に働きかける ?
 ( それは、怖い時に血が引くように
 ( まさに内向きの神妙な感じです



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 ( 座標系、その六本の矢
 ( それらがすべて中心へ向いてる
 ( 内十字をなしてる
 ( これが達磨大師の面壁九年
 ( その坐禅の稀有なところです



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 ( 目の前に壁がある
 ( よいしょと超えて行くか
 ( がつんと壊そうかです
 ( 達磨大師の面壁坐禅は
 ( そんな非常識なセッティングです
 ( 目をつぶれば問題ないですが
 ( それでは睡眠の時間だし
 ( 普通に目を開いてたら
 ( 気が変になりそうです



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 ( 小さな身体の中で
 ( 六本の矢がすべて
 ( 中心へ向いてる
 ( 内十字をイメージ出来れば
 ( 目前にある壁は気にならない
 ( これが内十字の不思議です



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 ( 六本の矢がすべて
 ( 中心へ向いてる内十字
 ( これをイメージ出来れば
 ( その集約力は小さな身体を超え
 ( 例えば
 ( 土星の距離が半径な
 ( そんな巨大な球体も
 ( 六本の矢で、把捉 (grab) 出来そう



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 ( 魔をイメージして
 ( 拘束されて苦しいか
 ( 土星の外の天空
 ( それがイメージ出来て
 ( 清々しい気持ちでいられるか

 ( この 「 なんとなく問題 」 って
 ( ぜんぜん何となくなくて
 ( 深刻な問題のよう思われます



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 ( 座標系、六本の矢
 ( すべてが中心を向いてる
 ( 肥田春充先生の 「 腰腹同量 」
 ( これは貴重な指針です
 ( お世話になった沼田勇先生が
 ( 肥田先生と懇意になされてた
 ( そのご縁で
 ( 肥田先生の 「 腰腹同量 」 は
 ( 長年のテーマです



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 ( → 腹 + 腰 ←
 ( 前後から中心へ →← 押す
 ( これは座標系で
 ( 1 直線上にあり 2 向きが逆で 3 力は同量です
 ( この三点トレーニングは
 ( 坐禅と関係なく
 ( どなたがなされても
 ( 健全な心身を構築してくれる
 ( そのように思われます



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 ( → 腹 + 腰 ←
 ( この逆向きの力線が
 ( 「 直線上に位置する 」
 ( これだけでも目が覚めます



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佐々木正巳

Author:佐々木正巳
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090-7325-5711 佐々木正巳 まで










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