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行 持  「 うやまふ儀 」




正法眼蔵  行 持  下
 「 うやまふ儀 」


しかあるに、初祖は
南天竺国、香至王の第三皇子なり
すでに天竺国の帝胤 tei-in なり、皇子なり

 ( 初祖 達磨大師は
 ( 南インド国 香至王の第三皇子
 ( インド国王の子孫であり、皇子でした



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高貴のうやまふべき
東地辺国には
かしづきたてまつるべき儀も
いまだしらざるなり
香なし、花なし
坐褥 za-niku おろそかなり
殿台つたなし

 ( 高貴な人を迎える礼法は
 ( 東地の辺国には伝わっていません
 ( お香やお花、敷物もなく
 ( お迎えするところも粗末です



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いはんやわがくには、遠方の絶岸なり
いかでか大国の皇をうやまふ儀をしらん
たとひならふとも、迂曲して
わきまふべからざるなり

 ( まして我が国は
 ( 海を隔てたさらに遠方にあり
 ( 大国の皇子を尊ぶ礼法は
 ( 知られていません
 ( 学んだとしても、とんちんかんで
 ( お迎えするすべがありません



20200913SS00003.png

 ( 空間シミュレーションです
 ( 自分を中心において
 ( 三本の座標軸を
 ( 火星の距離まで伸ばします



20200911SS00004_202009131221530ee.png

 ( 火星までの距離を
 ( 半径とする球体ができます
 ( それぞれが垂直に位置する
 ( 球体の六点から朝日がのぼります
 ( この球体は六つの太陽から
 ( 朝日を受けて内に照らされます
 ( 以上は、恣意的?な
 ( 空間シミュレーションですが ・ ・ ・




20200913SS00004.png

 ( お釈迦様や
 ( 達磨大師をお迎えする
 ( もしお会い出来たら
 ( どう接すればいいでしょうか
 ( 上記シミュレーションでは
 ( 六つの朝日をお迎えしました
 ( 巨大な球体は内に照らされます
 ( 十方から姿を現す尊いものを
 ( 内に照らされながら神妙に受領します



20200913SS00005.png

 ( この一節は
 ( 達磨大師の坐禅を
 ( 礼法になぞらえてレポートされています
 ( 達磨大師や道元禅師が
 ( 坐禅を尊ぶのは
 ( 坐禅が貴いのではなく
 ( 坐禅が尊いものをキャッチする
 ( グローブだからでしょうか



20200913SS00006.png

 ( 巨大な球体のシミュレーションでは
 ( 六つの方角から朝日が昇ります
 ( その朝の光が
 ( 六本の内十字線に沿って
 ( 私へ射して来ます
 ( 巨大な球体の外は神々の世界とします
 ( ある神々がこちらに朝日のような
 ( 慈眼を向けられたとします
 ( もし坐禅を通して
 ( 六本の内十字線が整うなら
 ( それが道となり、その慈眼は
 ( 私を貫いて私の中心を通って
 ( 神々の元へと返照して行くことでしょう



20200913SS00007.png

 ( 私達は自分を
 ( 尊んでくれる人を尊びます
 ( 小ばかにする者とは離れます

 ( それってもしかしたら
 ( 神々がそうだから
 ( そうなるのかも知れません
 ( 坐禅の六つの十字線は
 ( 神々の慈眼を真に受けます
 ( 己を真に受けるものを
 ( 神々は愛されるのかも知れません
  


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