行 持 「 貴なるべし 」
- 2020/09/11
- 07:56
正法眼蔵 行 持 下
「 貴なるべし 」
たとひ卑賤なりといふとも
為道為法のところに
をしまずすつることあらば
上天よりも貴なるべし
輪王よりも貴なるべし
おほよそ、天神地祇 tensin-tigi
三界衆生よりも貴なるべし
( 卑賤の身であっても
( 静かに身を正し
( 身中に、垂直に交差する
( 三本の座標軸を読み
( 中心の静謐へ向けて歌うなら
( その時その人は
( 天上人より貴く、転輪王よりも貴く
( 天上の神々や地の神々よりも
( 誰よりも貴いのです

( このような一節を拝読しますと
( そうですか ・・ で終わってしまいます
( 一分間でも、椅子に坐して
( 実際にその通り実験してみると
( 数秒で、普段の感じとは
( まったく違うということが確認出来ます
( 確認出来ますが
( 続けようという気は起こりません
( 何故か
( この歌は音は発していません
( 心で歌うわけですが
( 音符楽章が超短いから
( そうなるのかも、そんな感じもします

( コペルニクスの宇宙観じゃなく
( 太古の人のように地球を中心に置いて
( 身中に描く三本の座標軸を
( 土星のところまで伸ばしたとします

( すると歌い出しのスタートそれが
( 土星の距離の先にある六点から
( 歌い出すことになるでしょうか
( ???なお話しですが
( 私達一人一人が保有する
( 「 心 」 って
( 本来それくらいの広がりを
( 持ってるのかしら
( 普段って野生の鶴が
( 動物園の檻の中で暮らしてる
( そんな感じなのかしら

( 土星の先からコチラに歌い出す
( バカんなんじゃない、とも言えますが
( 息苦しくて歌えない、がいいかと言うと
( いいわけないし
( 賢く、息苦しくて歌えないか
( おバカさんだけど
( 楽しく大声で歌い続けるか
( トンカツにするか、お蕎麦をいただくか
( 毎日の Simple な 選択なのかも
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