行 持 「 三 才 」
- 2020/09/05
- 23:52
正法眼蔵 行 持 下
「 三 才 」
漢高祖および魏太祖
これら天象の偈をあきらめ
地形の言をつたえし帝者なり
かくのごときの経典あきらむるとき
いささか三才あきらめきたるなり
( 漢の高祖や魏の太祖は
( 天が説く偈を
( 聞くことが出来ました
( 地の説く言葉を
( 伝えることが出来ました
( 天地の言葉を聞く事が出来れば
( いささかでも
( 天・人・地 [ 三才 ] の関係を
( 明らかに出来ます

( 天は、開かれた叡智と勇気
( これを象徴してるとします
( 地は、閉ざされたもの
( 天から引き離されたもの
( これを象徴してるとします
( 人はその間に立ってます

( 閉ざされて孤立し
( その中で苦しむもの
( これをどうして解放しましょうか
( 達磨大師が取り組まれた課題です

( ギアナ高地のエンジェルフォール
( この滝の落差は、979m です
( 水は重力加速度で気化します
( 滝つぼはなく、落水は天へ帰化します
( 達磨大師の正法眼蔵
( 静謐なる坐禅、その実際は
( 感覚感情思考すべてを
( 身十字中心へと投げ入れます

( この坐した身中には
( 四本のエンジェルフォールが
( 十字に配置されてます
( 落水は気化します
( さらに加速度が働きかけ
( 加熱されて熱化へ至ります

( この熱は
( 閉ざされたものの
( 漆黒壁の脱落の証であり
( やさしい心が持てる
( 慈悲心の基盤のようでもあります
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