行 持 「 決 了 」
- 2020/08/14
- 15:09

行 持 97 )
この一日の身命は
たつとぶべき身命なり
たつとぶべき形骸なり
かるがゆゑに
いけらんこと一日ならんは
諸仏の機を会せば
この一日を曠劫 kogo 多生にも
すぐれたるとするなり
( ca BC 3150、エジプトのナルメル王は
( エジプト文明・第一王朝を開かれます
( 王も、この一日の身命が
( どれだけ大事かよく承知なされてました
( それから幾星々の俊英方が
( 歴史を形成されて来ました
( その方々の「 一日は大事 」 と
( 仏祖方の「 一日は大事 」
( 「 諸仏の機 」 とは
( 何が、どう違うのでしょうか

このゆゑに
いまだ決了せざらんときは
一日をいたづらにつかふことなかれ
この一日は、をしむべき重宝なり
尺璧の価直に擬すべからず
驪珠 rizyu にかふることなかれ
古賢をしむこと、身命よりもすぎたり
( 世界史の俊英方と
( 祖師方の 「 一日は大事 」
( 同じ 「 一日は大事 」 です
( どこが違うのでしょう
( 祖師方のそれは 「 決 了 」
( であるこの一日と言えます
( 自分が世界へ周りへ環境へと
( 旅立ち拡張して行く
( 「 これが私だ 」 ではなく
( 世界が環境が周りが、私に戻って来る
( 「 これが君だ 」
( 自分を 「 これが君だ 」 と感じる
( これが祖師方の
( 決了なるこの一日と言えます

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