行 持 「 七通八達 」
- 2020/08/12
- 20:05
行 持 94 )
雲居山弘覚大師
この道を七通八達するにいはく
説の時は行の路なく
行の時は説の路なし
( 洞山良价禅師の法嗣であられる
( 雲居山弘覚大師 ( 835~902 ) が
( 洞山禅師の本旨をこう伝えています
( 理解している時は、行えず
( 行っている最中は、理解出来ないと

この道得は
行説なきにあらず
その説時は、一生不離叢林なり
その行時は、洗頭到雪峰前なり
( この文意は
( 理解は理解で大事であり
( 行はとりもなおさず大事であると
( 理解の時とは
( 神妙坐禅を中心にして
( 生きていこう、そう思える時
( 行の時とは
( 身を清め雪峰に佇む如く
( 神妙身十字を切るとき

説時無行路、行時無説路
さしおくべからず、みだらざるべし
( 頭を働かして
( 理解しようと考えてる時
( 身中十字中心へと
( 森羅万象が下り来る
( その隙間はありません
( 己をむなしく、の如く
( 身中内十字を切る時
( 森羅万象や
( 己のカルマが開示されますが
( それはライブ体験に似たりで
( その時考察を入れる
( その余地はありません
( よき観察してみるべきです

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