行 持 「 高祖の道 」
- 2020/08/12
- 14:30
行 持 93 )
洞山悟本大師、いわく
行不得底を説取し
説不得底を行取す
( 洞山悟本大師 ( 807~869 )
( が述べられました
( 自分ではなしえない事を理解し
( 理解だけでは達成
( 出来ない事を行ずるのです

これ高祖の道なり
その宗旨は
行は説に通ずるみちをあきらめ
説の行に通ずるみちあり
( 十分に検証された理解
( それを基礎として
( 行がなされるのが健全です
( そしてその理解は
( 行じられてはじめて
( 仏道の功徳として己を開示します

しかあれば
終日とくところに
終日おこなふなり
( ですからいつも
( 自分は今何をしているのか
( 十分な理解の上で
( 神妙坐禅を行じるのが
( 健全なのです

その宗旨は
行不得底を行取し
説不得底を説取するなり
( その主旨は
( 自分では、なしえない事を
( 坐禅の功徳で行うことであり
( 自分では、知りえない事を
( 坐禅から教えてもらう事です
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