行 持 「 明 堂 」
- 2020/08/04
- 07:40
行 持 80 )
しるべし、合宮、総章は
ともに草をふくなり
いま黄帝、堯、舜をもて
われらにならべんとするに
なほ天地の論にあらず
これなほ草蓋を明堂とせり
( 黄帝 堯帝 舜帝
( 古代中国の皇帝方です
( その身分は
( 私達と比べようもありません
( それなのに
( 草ぶきの建物をもって
( 「 明 堂 」 としたのでした

( 坐禅行がジョギングや
( ウォーキングのように人気がでない理由
( アウトドアな換気流々なお住まい
( そのための威儀建立のはずですが
( 実際してみると
( 窮屈で息が詰まりそうです
( まるで人を拒絶します
( 十字を4線同時に、中心へ描く
( これなども筋肉事ですので
( 長期間の訓練を要します
( しかし坐禅がその効果を出せない
( 最大の理由は
( 「 坐禅する前に既に密だったから 」
( ではその換気の悪さって
( 何に起因するんでしょう
( その原因を遡って行くと
( 輪廻転生という現実に行き着きます
( 何が密かと言うと
( 自分自身の生を
( 今生の中だけに見てる
( としか感じられない
( これが閉密の根底の原因と言えます
( 輪廻転生と言うテーマですが
( 畢竟わからない
( 極論すれば、どっちでもいい
( そんな距離をおいた気持ちで
( 気軽にシミュレーションしてみます
( 千年前私は
( 千年前の人達と共に生きてた
( 二千年前私は
( 二千年前の人達と共に生きてた
( こう思っただけで
( 急に世界が広がります
( シミュレーションなのに
( 心が活気づくのが分かります
( そして今生を規定してるのは
( これまでの私の行いだったと
( ならば、これからの生を規定するのは
( 私の今の行いにある、そうも思えて来ます
( これは、とても換気のいい風景です
( 坐禅は多生を盛る器と言えます
( 今生のみを持ち込むと
( 拒絶反応を起こしてしまう
( 坐禅を坐禅として
( 機能してもらうためには
( 輪廻転生シミュレーションは
( 欠かせないと言えるでしょう
.