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行 持  「 越ゆることなし 」



行 持   76 )


演和尚
あるときしめしていはく
行は思を越ゆることなく
思は行を越ゆることなし
この語おもくすべし
日夜に之を思い朝夕に之を行ふべし
いたづらに東西南北の風に
ふかるるがごとくなるべからず



 ( ある時、法演和尚は述べられました
 ( 日常生活や仕事と
 ( 威儀坐禅は、何が違うのでしょう

 ( 日常生活や仕事では
 ( 目的をはたす事が第一義と言えます
 ( 目的優先ですから
 ( 身形 ( 行 ) や 心 ( 思 ) が
 ( 前後左右に揺さぶられる事は
 ( 日常茶飯事です

 ( 威儀坐禅の時はどうでしょうか
 ( 威儀坐禅は
 ( する事自体が目的ですので
 ( 日常に普通にある
 ( 外的目的はどこにもありません

 ( 「 行は思を越ゆることなく
 (   思は行を越ゆることなし 」

 ( 思( 心 )は身体のラインを
 ( 内十字に形成してます
 ( 身形は思( 心 )に沿って
 ( 内十字に形成されます
 ( 共にそれを超えることはありません

 ( 思と行(身形) は
 ( 東西南北内一画に収まっています


20200731SS00012.png



 ( 東西南北の風に
 ( いたずらされる事はありません










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プロフィール

佐々木正巳

Author:佐々木正巳
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「国際交流のための坐禅会」

(ご希望に合わせ随時開催・参加費無料)

2006 東京国立博物館(上野) にて開催
2006~2015 仙台国際センターにて毎月開催
2022 ~  仙台 国見にて随時開催



かつて馬祖 baso の会 e に参じてとふ
「 如何是仏 nyoga-zebutu 」と
馬祖いはく
「 即心是仏 sokusin-zebutu 」と
法常このことばをききて
言下大悟 gonka-taigo す




法常禅師 Ho-zyo zenzi が
馬祖 baso 禅師の坐禅道場で
静かにお坐りになられてる
傍目にそのお姿は、静止してて
水面静まりけり、死人のように見えます
その死んだ水面に、天地が語りかけます
陽光星辰は一瞬も滞らず、その歌を奏でます

法常禅師はある時
馬祖禅師にご質問なされた
「 仏とは、どのようなものですか 」

馬祖禅師が答えます
「 坐禅においては、心が仏となります 」






宮城県仙台市青葉区国見5-6-18
( 5-6-18 kunimi Aobaku Senndai )


仙台にお越しの折は
気軽にお寄り下さいませ

ご連絡先はコチラでした!
090-7325-5711



師 沼田 勇 先生 



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文章を通しての師

Rudolf Steiner 先生
Kōdō Sawaki
沢木 興道 老師 ( 曹洞宗 )










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