行 持 「 因 縁 」
- 2020/07/26
- 10:41
行 持 68 )
この因縁は
人天みなしれるところなり
天龍は師の神足なり
俱胝は師の法孫なり
高麗の迦智は
師の法を伝持して本国の初祖なり
いま高麗の諸師は、師の遠孫なり

法常禅師は、即心是仏
ここからインスピレーションを受け
その御身体を聖十字・坐禅に捧げます
その御姿は
心は身体の外にあって、神仏を拝するようです
心は身の傍らで、身の十字架を拝します
法常禅師のもとから
天龍和尚 俱胝和尚
高麗に坐禅を伝えた迦智和尚と
多くの禅僧が巣立ってゆきます
これは、即心是仏
その読み方に起因します
法常禅師に連なる方々は
「 即 」 と言う文字を
「 すなわち イコール 」 と読みません
「 傍ら 」 と読まれます
陶芸家は土の ( 傍ら ) にいます
土の中にはいません、それに似てます
でも、どうしたら土から出て
傍らに立つ事が出来るでしょうか
それを可能にするのが
身体で切る十字架です
そして、それを二画で書かず
一画で書かれます
上下左右から交差中心へ向けて
四線同時に一画で書かれる
この十字の書き方は
心情的には 「 つつしむ 」 「 うやまう 」
というニュアンスとなります
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