行 持 「 草庵独居 」
- 2020/07/23
- 19:07
行 持 59 )
ちなみに大梅山の絶頂にのぼりて
人倫に不群なり、草庵に独居す
松実を食し、荷葉を衣とす
かの山に小池あり、池に荷おほし
( 法常禅師は
( 大梅山の頂に草庵をつくります
( 人と交らず、一人そこに住します
( 松の実を食べ、蓮の葉を衣とします
( この大梅山には、小さな池がありました
( そこには蓮の花がたくさん咲いていました

[ まるで御猿さんのような生活です
[ 御猿さんとの違いは
[ あわただしい、とは縁遠いところです
[ 御猿さんに限らず、動物さん全般
[ いつも食にアンテナを張って
[ とても俊敏に生きてる
[ 法常禅師はどうかと言うと
[ 十字架にかけられ不動そのものです
[ もう死んじゃったようにも見えます
[ 目は普通に開し、意識は普通です
[ 骨格姿勢のみが死に処せられてます
[ 草庵の前には
[ 四季の光を映す小さな池があります
[ 時節には蓮の花が咲きます
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