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行 持  「 上古龍象 」

 


行 持   44 )


四十年のあひだ
世財をたくはへず常住に米穀なし
あるいは栗子、椎子をひろうて食物にあつ
あるいは旋転飯食す
まことに上古龍象の家風なり
恋慕すべき操行なり


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 [ 趙州従諗禅師は
 [ 六十一歳より二十年間
 [ その身を威儀坐禅に供します
 [ その後八十歳から百二十歳まで
 [ 趙州観音院に住し後進の指導にあたりました
 [ 禅師はその四十年の間
 [ 「 畜え 」 という事をなさりませんでした
 [ 観音院に米の蓄えはなく
 [ 栗や椎の実を食したり
 [ あるものを皆で順番に食しました
 [ まことに優れた日々の生活であり
 [ 尊き身の処し方です



 ( 死を迎えた時、心身とも平安冷静であったら
 ( その時受ける印象は
 ( 心魂が身体へ入っていけない
 ( 自分がその中にあってこその身体だったのに
 ( 自分と身体が引き離されたよう
 ( 深い悲しみを感じるかも知れません

 ( この身を神仏社 yasiro の建材に供す
 ( この威儀坐禅の行持は
 ( 同じように自分とその身が離された
 ( 深い悲しみを感じるかも知れません
 ( しかし、離された身体は
 ( 暁の薄明かりを受ける器となります







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プロフィール

佐々木正巳

Author:佐々木正巳
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「国際交流のための坐禅会」

(ご希望に合わせ随時開催・参加費無料)

2006 東京国立博物館(上野) にて開催
2006~2015 仙台国際センターにて毎月開催
2022 ~  仙台 国見にて随時開催



かつて馬祖 baso の会 e に参じてとふ
「 如何是仏 nyoga-zebutu 」と
馬祖いはく
「 即心是仏 sokusin-zebutu 」と
法常このことばをききて
言下大悟 gonka-taigo す




法常禅師 Ho-zyo zenzi が
馬祖 baso 禅師の坐禅道場で
静かにお坐りになられてる
傍目にそのお姿は、静止してて
水面静まりけり、死人のように見えます
その死んだ水面に、天地が語りかけます
陽光星辰は一瞬も滞らず、その歌を奏でます

法常禅師はある時
馬祖禅師にご質問なされた
「 仏とは、どのようなものですか 」

馬祖禅師が答えます
「 坐禅においては、心が仏となります 」






宮城県仙台市青葉区国見5-6-18
( 5-6-18 kunimi Aobaku Senndai )


仙台にお越しの折は
気軽にお寄り下さいませ

ご連絡先はコチラでした!
090-7325-5711



師 沼田 勇 先生 



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文章を通しての師

Rudolf Steiner 先生
Kōdō Sawaki
沢木 興道 老師 ( 曹洞宗 )










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