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行 持  「 天厨をまつことなし 」



行 持   34 )


雲居山弘覚大師
そのかみ三峰庵に住せしとき
天厨送食す
大師あるとき洞山に参じて
大道を決擇( Ke`tyaku )してさらに庵にかへる

 ( 雲居山の弘覚大師が以前
 ( 三峰庵に住んでいた時
 ( 天界の料理人がお食事を提供なされてた
 ( 大師はある時、洞山良价禅師にまみえるえて
 ( 大道をえ再び庵に帰られた

天使また食を再送して師を尋見するに
三日を経て師をみることをえず
天厨をまつことなし
大道を所宗とす、弁肯の志気おもひやるべし


 ( 天人は又食事を携え師を尋ねましたが
 ( 三日たっても師に会うことが出来ませんでした
 ( 師は天界の給仕を必要としなくなったのです
 ( 師の大道を尊ぶ志が想起されます



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雲居山弘覚大師が
洞山良价禅師にまみえて
お人が変わられた、食を必要としなくなった
と言う一節でした

〇〇を必要としなくなる
温泉に行って身体をあっためる
湯舟に入ってお湯の温かさを感じる
その時の内面って
お湯の温かさの中へ入っていく
お湯の温かさと一つになってく
そんなふうにも思えます
これって身体が温まってるんだけど
身体は消えて ( 身体は必要でなくなり )
温かさの中に自分を感じてる

「 この身体を断念する 」
なんか悲壮な感じもしますが ・ ・

早朝、静かに坐してる
そこで、この身体を断念する
な感じにしてみると、どうなるでしょうか
黎明静寂の中に入っていける
深くて温かい静けさと
一つになったように感じられます






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