空 華 「 空花の空にさく 」
- 2020/02/24
- 09:11
空 華 26 )
梅柳の花は
かならず梅柳にさく
花をみて梅柳をしる
梅柳をみて花をわきまふ
桃李の花いまだ
梅柳にさくことなし
梅柳の花は梅柳にさき
桃李の花は桃李にさくなり
空花の空にさくも
またまたかくのごとし
さらに余草にさかず余樹にさかざるなり

正法眼蔵は
威儀を正すこと ( 坐禅の姿勢 )
のプレゼンの記録です
この一節、植物学を引き合いに
威儀を正してこその
「 空花 」と述べられてる
こうすれば、ああなる
ああなるには、こうする
の道理を述べておられます
これは信仰や信心
その対極にあるものと推測されます
三角形の内角の和は、180度
これは信仰するものでなく
誰でも証明出来うるものです

前後から流れ来る時間
その渦潮に巻き込まれる事なく
真上から 「そうですか。」 と、判断を下す
真上から「そうですか。」 と判断を下す時
その姿勢は、それに応じたものとなる
これが、ぶれない道元禅師の方程式である
そう推測されます
そして
真上から 「 そうですか。」 と判断を下す時
禍福の圏外に出たに等しく、即ち 「 空 華 」 だと
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