空 華 「 品品重重 」
- 2020/02/17
- 08:13
空 華 23 )
翳眼の所見あり、明眼の所見あり
佛眼の所見あり、祖眼の所見あり
道眼の所見あり、瞎眼の所見あり
三千年の所見あり、八百年の所見あり
百劫の所見あり、無量劫の所見あり
これらともにみな空花をみるといへども
空すでに品品なり、華また重重なり

正法眼蔵 第十四巻「 空 華 」でした
止まることなき、悠久の大河
上流から下流へと流れてる
「 → 」 の image です
この身に対しては
こんな image も可能です
「 → 今 ここ ← 」
過去から流れて来る「 記憶 」
未来から流れて来る「 欲望 」
「 → ← 」
二つの時間が
今の身中で出会ってる
「 品品重重 」 なる今ここ
これを「 内十字 」 ( → ← ) のイメージでとられる
威儀を正し、静かに坐す
身体も 「 内十字 」 で対処する
その由縁でしょうか
.