空 華 「 翳 荘 厳 」
- 2020/02/12
- 06:25
空 華 20 )
しかあらんは小量の見なり
翳花もし妄法ならんは
これを妄法と邪執する能作所作
みな妄法なるべし
ともに妄法ならんがごときは
道理の成立すべきなし
成立する道理なくは
翳華の妄法なること
しかあるべからざるなり
悟の翳なるには、悟の衆法
ともに翳荘厳の法なり
迷の翳なるには、迷の衆法
ともに翳荘厳の法なり

正法眼蔵 第十四巻 「 空 華 」 でした
和合と孤立、吉と凶
嬉し悲し、悟りと迷い
若さと老い、生と死と
これみな Kage なり
「 翳 荘 厳 」 なり
とは言え
これは日常からは
縁遠い感受の仕方です
いつでも
感情 思考 意志 は
上記対照の間を
振り子のよう動揺してて
それらが
Kage のよう見えるは
非日常です
威儀を正し
呼吸神妙になす時
それらは
Kage のよう見える
非日常です
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