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海印三昧 「 衆法は合成なるべし 」


海印三昧  25)


この曹山は雲居の兄弟なり
洞山の宗旨
このところに正的なり
いま承教有言といふは
仏祖の正教なり
凡聖の教にあらず
附仏法の小教にあらず

大海不宿死屍
いはゆる大海は
内海・外海等にあらず
八海等にはあらざるべし

これらは学人の
うたがふところにあらず
海にあらざるを
海と認ずるのみにあらず
海なるを海と認ずるなり

たとひ海と強為すとも
大海といふべからざるなり

大海はかならずしも
八功徳水の重淵にあらず
大海はかならずしも
鹹水等の九淵にあらず

衆法は合成なるべし
大海かならずしも
深水のみにてあらんや

このゆえに
いかなるか海と問著するは
大海のいまだ
人天にしられざるゆえに
七海を道著するなり

これを問著せん人は
海執を道著せんとするなり




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正法眼蔵第十三巻は
「 海印三昧 (kai-in Zanmai) 」でした



この一節は、リーダー論
理想のリーダー論とも読めます

明確な判断決意を持ちつつ
何気に真摯にどのお話しも聞ける
ご理解なされる
だからと言って
くるくる方針が変わる事もない

大海の重厚さと
如何なる波も受容出来る気軽さ
合わせお持ちになられてる

そりゃぁもてるでしょう





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プロフィール

佐々木正巳

Author:佐々木正巳
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「国際交流のための坐禅会」

(ご希望に合わせ随時開催・参加費無料)

2006 東京国立博物館(上野) にて開催
2006~2015 仙台国際センターにて毎月開催
2022 ~  仙台 国見にて随時開催



かつて馬祖 baso の会 e に参じてとふ
「 如何是仏 nyoga-zebutu 」と
馬祖いはく
「 即心是仏 sokusin-zebutu 」と
法常このことばをききて
言下大悟 gonka-taigo す




法常禅師 Ho-zyo zenzi が
馬祖 baso 禅師の坐禅道場で
静かにお坐りになられてる
傍目にそのお姿は、静止してて
水面静まりけり、死人のように見えます
その死んだ水面に、天地が語りかけます
陽光星辰は一瞬も滞らず、その歌を奏でます

法常禅師はある時
馬祖禅師にご質問なされた
「 仏とは、どのようなものですか 」

馬祖禅師が答えます
「 坐禅においては、心が仏となります 」






宮城県仙台市青葉区国見5-6-18
( 5-6-18 kunimi Aobaku Senndai )


仙台にお越しの折は
気軽にお寄り下さいませ

ご連絡先はコチラでした!
090-7325-5711



師 沼田 勇 先生 



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文章を通しての師

Rudolf Steiner 先生
Kōdō Sawaki
沢木 興道 老師 ( 曹洞宗 )










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