海印三昧 「 衆法は合成なるべし 」
- 2020/01/27
- 08:17
海印三昧 25)
この曹山は雲居の兄弟なり
洞山の宗旨
このところに正的なり
いま承教有言といふは
仏祖の正教なり
凡聖の教にあらず
附仏法の小教にあらず
大海不宿死屍
いはゆる大海は
内海・外海等にあらず
八海等にはあらざるべし
これらは学人の
うたがふところにあらず
海にあらざるを
海と認ずるのみにあらず
海なるを海と認ずるなり
たとひ海と強為すとも
大海といふべからざるなり
大海はかならずしも
八功徳水の重淵にあらず
大海はかならずしも
鹹水等の九淵にあらず
衆法は合成なるべし
大海かならずしも
深水のみにてあらんや
このゆえに
いかなるか海と問著するは
大海のいまだ
人天にしられざるゆえに
七海を道著するなり
これを問著せん人は
海執を道著せんとするなり

正法眼蔵第十三巻は
「 海印三昧 (kai-in Zanmai) 」でした
この一節は、リーダー論
理想のリーダー論とも読めます
明確な判断決意を持ちつつ
何気に真摯にどのお話しも聞ける
ご理解なされる
だからと言って
くるくる方針が変わる事もない
大海の重厚さと
如何なる波も受容出来る気軽さ
合わせお持ちになられてる
そりゃぁもてるでしょう
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