海印三昧 「合成此身 」
- 2020/01/23
- 12:03
海印三昧 4)
いはんやいまの道は
本覚を前途にもとむるにあらず
始覚を証中に拈来するにあらず
おほよそ本覚等を現成せしむるは
仏祖の功徳なりといへども
始覚・本覚等の諸覚を
仏祖とせるにはあらざるなり。
いはゆる海印三昧の時節は
すなはち但以衆法の時節なり
但以衆法の道得なり
このときを合成此身といふ
衆法合成せる一合相
すなはち此身なり
此身を一合相とせるにあらず
衆法合成なり
合成此身を此身と道得せるなり

正法眼蔵第十三巻は
「 海印三昧 (kai-in Zanmai) 」でした
雪の結晶は
どのように形成されるのだろう?
そう問えます
その形成力は
外部から働きかけてる
そのように推測されます
水は、それを受け止める
資質をお持ちになられてる
人の身体はどうでしょう
身体を形成し運用する諸力も
外から「 遠方から来り 」
なんでしょうか
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