坐禅箴 「 空 闊 」
- 2020/01/19
- 15:12
坐禅箴 38)
空闊(ひろ)くして涯りなし
鳥の飛ぶこと杳々なり
空闊といふは
天にかかれるにあらず
天にかかれる空は闊空にあらず
いはんや彼此に普遍なるは闊空にあらず
隠顕に表裏なき、これを闊空といふ
鳥もしこの空をとぶは、飛空の一法なり

正法眼蔵第十二巻は、「坐禅箴(Zazen Sin)」 でした
左右上下、そして奥行きの前後
何気ない空間感覚です
目にトラブルが起これば
視覚に支障を来し
耳にトラブルが起これば
聴覚に支障を来すでしょうか
何気な空間感覚も
三半規管に問題起これば
正常に保てないかも知れません
「 目は、光から創られた 」
と言う ゲーテの命題があります
この筆法を進めますと
事前に3Dと言う「理念」があり
その理念が三半規管を形成した
という流れとなります
まず理念があり
その理念が肉体器官を形成し
その肉体器官から理念を読み解いてる
この一節で問題となってる
「 空 闊 」 Sora Hirokusite
これは
三半規管が展開する空間感覚
それではないのだろう、そう推測されます
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