坐禅箴 「 魚行のごとし 」
- 2020/01/16
- 17:02
坐禅箴 37)
はかる岸なし、うかむ空なし
しづむそこなきがゆえに
測度するたれなし
測度を論ぜんとすれば
徹底の清水のみなり
坐禅の功徳、かの魚行のごとし
千程万程、たれか卜度せん
徹底の行程は、挙体の不行鳥道なり

正法眼蔵第十二巻は、「坐禅箴(Zazen Sin)」 でした「
キリスト・イエス
その象徴は初期 「 お魚 」 だった
十字架をもってその象徴とするは
そのあとになって、と読んだ事があります
「 魚行のごとし 」
お魚さんは浮力をお持ちだろうし
あるいは水と言う「 支え 」お持ちになられてる
そうとも言えますが
地に御足お着けになられてない
そこが「 魚行 」の趣意かなと
「 支え 」を確固たるものとせん、これが人情です
ああしてこうして
こう研鑽を進めて参りますと
祖師方の研鑽はその真逆なのかも?
と希望的疑念が湧いて来ます
祖師方と逆してたら
うまく行くわけがありません
祖師方は「 支え 」をとっぱらう事で
「 支え 」無くともありえる
それを証されたと推測されます
「 腰腹の一点に鎮まる 」
これは安心への Approach じゃなく
「 支え 」無くともありえるから
安心して不安へ向かうべし、でしょうか
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