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坐禅箴 「 龍を作する 」


坐禅箴  29)

其の知自ら微なるは、かつて分別の思なし
思の知なる、かならずしも他力をからず
其知は形なり、形は山河なり
この山河は微なり、この微は妙なり
使用するに活発発なり
龍を作するに、禹門の内外にかかはれず
いまの一知わづかに使用するは
尽界山河を拈来し、尽力して知するなり



2020年01月12日01




正法眼蔵第十二巻は、「坐禅箴(Zazen Sin)」 でした



息をはきつつ、身体前面を
腰腹の一点へ向け静まって行く
これは古文読解ではありませんが
「 身体読書 」でしょうか

身体読書も
静かに行間を読もうとすると
腰腹の一点へ向け静まった後に
力強い吸気を背中へ上げる事が出来ます


道元禅師の上記文章
一方に、微なる知があり
一方に、山河をひねり(拈)だす
といった雄大な風景描写があります

これは古文読解では意味不明です
一方身体読書では
Down & Up の Rhythm 両端 を描写されてるのでは
と推測されます







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佐々木正巳

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