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坐禅箴  「 毫忽の兆無し 」



坐禅箴  22)

其の知自から微なり、かつて分別の思無し
其の照自から妙なり、かつて毫忽の兆無し

かつて分別の思無き
其の知無偶にして奇なり



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正法眼蔵第十二巻は 「坐禅箴(Zazen Sin)」です

表題である「坐禅箴」(宏智禅師作)
その本文の続きでした

文章として読みますと
文意はあるのでしょうが
心躍り温かになる、とはなりません
YouTubeの面白動画見てる方が楽しい

宏智禅師は何に対してレポート
なさっておられるのか?
それは坐禅の風景と推察されます

どのように
お坐りになられてるのですか?
八百年を経ててお聞きする能わず
仮に宏智禅師がこの令和の方でも
お聞きしてどうなるわけでもない
でしょうか

坐禅・坐り方の工夫は
一人「個」に属せしことゆえ
この身・私がするしかない
とあいなるは致し方なし
私の現況 Approach はこうです

「 毫忽の兆無し 無偶にして奇なり 」

これは「 点 」の幾何学的理念から
Approach出来そうと思われます
次元imageは高校生でも十分掌握可と推察されます
次元を落とす?
体積(3次元)を面積(2次元)へ
面積を直線(1次元)へ、直線を点(0次元)へ

先人方がご指導された
「 臍下の一点に心をしずめる 」
...........合気道の藤平光一先生
「 聖中心に心をまとめる 」
...........肥田春充先生
多くの先達方が腰腹に
点(0次元)なる「 帰着点 」を置かれしは
如何に背骨一本立てようかと言う
坐り方の工夫からも同結論に至ろうかと

息を吐き、身体前面任脈を下る
息を吸い、身体背面督脈を上る
この前後二面の循環を取り入れる事で
背骨一本がほど良く御立ちになられる

その循環の下りの端
腰腹に点なる「 帰着点 」を置くと
下りrootが、次元が 「 折り畳まれて 」 流れ行く

体積→面積→直線→点 と
次元を折り畳みつつ下れば
それは帰着点腰腹では
「 毫忽の兆無し 無偶にして奇なり 」
普通世界(次元)の在り様とは違ってくるは必然でしょうか

次元を折り畳んでどんな意味があるんですか?
と続きます

硬直しがちな頭を
次元を折り畳んでバラバラに出来れば
そりゃ刷新の力をえたりに似たり
新々悠々たる内面を構成出来るのでは







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