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坐禅箴 「 触せずして知る 」




坐禅箴  21)


「坐禅箴 」               
勅諡宏智禅師 正覚 撰

仏々の要機、祖々の機要
事に触せずして知り
縁に対せずして照らす

事を触せずして知る
其の知自から微なり



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正法眼蔵第十二巻は 「坐禅箴(Zazen Sin)」です

ここから
表題である「坐禅箴」(宏智禅師作)
その本文でした

「事に触せずして知り ・・」

文章として読みますと
なんの事やら?です
実生活に照らし合わせますと
あるある、でしょうか

if、東京の満員電車にて
隣に今女性が立たれてる
私達(男性陣)はどうするか

死んだふりしてる!でしょうか
接触してたとしても
「触れない」でしょうか
感覚を感覚に止め
「知覚」「触れる」と言う
領空侵犯は侵さずに徹する


「 縁に対せずして照らす 」

if、直感的にマズイ動物に
微妙な距離でご遭遇!
私達はどうするでしょうか

死んだふりしてる!
あなたに対し何もありません
縁に対せず
お互い関係ありませんから
その点、宜しく! って


「 事を触せずして知る
  其の知自から微なり 」


痴漢行為が犯罪である
これは理解出来ます
ここで問題としてるのは
その前段階

正常な感覚(知)が一方にあり
そこから相手へ領空侵犯して
知覚しようとした時
お縄にはかかりませんが
この感覚知覚には
ドエライ問題が潜んでいる
でしょうか

感覚知覚は
私達を豊かにしてくれる?
いや[ 知覚の牢獄 ] に
繋がれる事となるまいか

感覚を感覚に止めると
それは「微なる知」だけれど
行き詰まりなき天地の荘厳
それに呼応して来る
そんな流れでしょうか





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