FC2ブログ

記事一覧

坐禅箴 「 触せずして知る 」




坐禅箴  21)


「坐禅箴 」               
勅諡宏智禅師 正覚 撰

仏々の要機、祖々の機要
事に触せずして知り
縁に対せずして照らす

事を触せずして知る
其の知自から微なり



20200107114756794.jpg




正法眼蔵第十二巻は 「坐禅箴(Zazen Sin)」です

ここから
表題である「坐禅箴」(宏智禅師作)
その本文でした

「事に触せずして知り ・・」

文章として読みますと
なんの事やら?です
実生活に照らし合わせますと
あるある、でしょうか

if、東京の満員電車にて
隣に今女性が立たれてる
私達(男性陣)はどうするか

死んだふりしてる!でしょうか
接触してたとしても
「触れない」でしょうか
感覚を感覚に止め
「知覚」「触れる」と言う
領空侵犯は侵さずに徹する


「 縁に対せずして照らす 」

if、直感的にマズイ動物に
微妙な距離でご遭遇!
私達はどうするでしょうか

死んだふりしてる!
あなたに対し何もありません
縁に対せず
お互い関係ありませんから
その点、宜しく! って


「 事を触せずして知る
  其の知自から微なり 」


痴漢行為が犯罪である
これは理解出来ます
ここで問題としてるのは
その前段階

正常な感覚(知)が一方にあり
そこから相手へ領空侵犯して
知覚しようとした時
お縄にはかかりませんが
この感覚知覚には
ドエライ問題が潜んでいる
でしょうか

感覚知覚は
私達を豊かにしてくれる?
いや[ 知覚の牢獄 ] に
繋がれる事となるまいか

感覚を感覚に止めると
それは「微なる知」だけれど
行き詰まりなき天地の荘厳
それに呼応して来る
そんな流れでしょうか





.

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

佐々木正巳

Author:佐々木正巳
-----------------------------------


「国際交流のための坐禅会」

(ご希望に合わせ随時開催・参加費無料)

2006 東京国立博物館(上野) にて開催
2006~2015 仙台国際センターにて毎月開催
2022 ~  仙台 国見にて随時開催



かつて馬祖 baso の会 e に参じてとふ
「 如何是仏 nyoga-zebutu 」と
馬祖いはく
「 即心是仏 sokusin-zebutu 」と
法常このことばをききて
言下大悟 gonka-taigo す




法常禅師 Ho-zyo zenzi が
馬祖 baso 禅師の坐禅道場で
静かにお坐りになられてる
傍目にそのお姿は、静止してて
水面静まりけり、死人のように見えます
その死んだ水面に、天地が語りかけます
陽光星辰は一瞬も滞らず、その歌を奏でます

法常禅師はある時
馬祖禅師にご質問なされた
「 仏とは、どのようなものですか 」

馬祖禅師が答えます
「 坐禅においては、心が仏となります 」






宮城県仙台市青葉区国見5-6-18
( 5-6-18 kunimi Aobaku Senndai )


仙台にお越しの折は
気軽にお寄り下さいませ

ご連絡先はコチラでした!
090-7325-5711



師 沼田 勇 先生 



----------------------------------

文章を通しての師

Rudolf Steiner 先生
Kōdō Sawaki
沢木 興道 老師 ( 曹洞宗 )










.

最新記事

カテゴリ