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坐禅箴 「 坐禅を単伝 」



坐禅箴  17)

南嶽・江西の師勝資強
かくのごとし

坐仏の作仏を証する
江西これなり
作仏のために坐仏をしめす
南嶽これなり
南嶽の会に恁麼の功夫あり
薬山の会に向来の道取あり
しるべし
仏々祖々の要機とせるは
これ坐仏なりといふことを
すでに仏々祖々とあるは
この要機を使用せり
いまだしきは
夢也未見在なるのみなり
おほよそ西天東地に
仏法つたはるといふは
かならず坐仏のつたはるるなり
それ要機なるによりてなり
仏法つたはれざるには
坐禅つたはれず
嫡々相承せるは、この坐禅の宗旨のみなり
この宗旨いまだ単伝せざるは
仏祖にあらざるなり
この一法あきらめざれば
万法あきらめざるなり
万行あきらめざるなり
法々あきらめざらんは
明眼といふべからず得道にあらず
いかでか仏祖の今古ならん
ここをもて
仏祖かならず坐禅を単伝すると一定すべし



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正法眼蔵第十二巻は 「坐禅箴(Zazen Sin)」でした


この一節を国税の方が読まれたら
トンデモない「利益供与」の疑いあり
でしょうか
仏法が伝わるとは坐禅が伝わる事
仏法をなすとは坐禅をする事
普通これを聞いても
「あぁそうですか。人様々ですね」
国税の方が聞いたら
「そう述べられる以上、
 人知れぬビジネスModelがあるのでは?」
「我々のあずかり知らぬ所で
 多大なる利益授受の疑いあり
 査察すべきであろうか?」

 



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佐々木正巳

Author:佐々木正巳
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「国際交流のための坐禅会」

(ご希望に合わせ随時開催・参加費無料)

2006 東京国立博物館(上野) にて開催
2006~2015 仙台国際センターにて毎月開催
2022 ~  仙台 国見にて随時開催



かつて馬祖 baso の会 e に参じてとふ
「 如何是仏 nyoga-zebutu 」と
馬祖いはく
「 即心是仏 sokusin-zebutu 」と
法常このことばをききて
言下大悟 gonka-taigo す




法常禅師 Ho-zyo zenzi が
馬祖 baso 禅師の坐禅道場で
静かにお坐りになられてる
傍目にそのお姿は、静止してて
水面静まりけり、死人のように見えます
その死んだ水面に、天地が語りかけます
陽光星辰は一瞬も滞らず、その歌を奏でます

法常禅師はある時
馬祖禅師にご質問なされた
「 仏とは、どのようなものですか 」

馬祖禅師が答えます
「 坐禅においては、心が仏となります 」






宮城県仙台市青葉区国見5-6-18
( 5-6-18 kunimi Aobaku Senndai )


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師 沼田 勇 先生 



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