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坐禅箴 「 門とは出ずる要路なり 」



坐禅箴  12)

第八唯有一門の事 文句の五に云く
唯有一門とは上の種々の法門を以て
仏道を宣示す、に譬う
門に又二あり、宅門と車門となり
宅とは生死なり、門とは出ずる要路なり
此は方便経の詮なり
車とは大乗の法なり、門とは円教の詮なりと
御義口伝に云く、一門とは法華経の信心なり
車とは法華経なり
牛とは南無妙法蓮華経なり

宅とは煩悩なり
自身法性の大地を
生死生死とめぐり行くなり云々




2019年12月30日03





正法眼蔵第十二巻は 「坐禅箴(ざぜんしん)」でした



「門とは出ずる要路なり」

そう、いつでも脱出出来る
出口・非常口を皆お持ちなら
このような、ややこしい一節も
書き記される事もなかったはずです

旅館・商業施設・公共施設
みな非常時(火事)用の非常口を
備えるが習いとなってます
備えるに加えて正常に機能するかも
チェックしているはずです

信じられないお話しで
2020年になろうとしてるのに
「個人」に於いては、その設置率は
日本で世界で何%位なのかな?です

孤独感や疎外感
その業火に襲われても
消火システムも非常口もなし
そんなんでは煙に巻かれて
瀕死してしまうがな!

威儀を正して、しゃんとする
述べてる事はシンプルですが
祖師方は皆おやさしいから
親切にその解決策を述べられてる

頭が下がります
基本本当の意味の余裕が
あるんでしょうね


とは言え時代は変わっています
威儀を正す、ではピンと来ません
近代教育を受けた思考スキームから
如何に最終形・坐禅の姿勢を受け入れるか
それは各個人の研鑽に委ねられてる

本当の意味で余裕がある方は
無理じいはしないので
コチラが頑張るしかないのかな?です






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プロフィール

佐々木正巳

Author:佐々木正巳
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「国際交流のための坐禅会」

(ご希望に合わせ随時開催・参加費無料)

2006 東京国立博物館(上野) にて開催
2006~2015 仙台国際センターにて毎月開催
2022 ~  仙台 国見にて随時開催



かつて馬祖 baso の会 e に参じてとふ
「 如何是仏 nyoga-zebutu 」と
馬祖いはく
「 即心是仏 sokusin-zebutu 」と
法常このことばをききて
言下大悟 gonka-taigo す




法常禅師 Ho-zyo zenzi が
馬祖 baso 禅師の坐禅道場で
静かにお坐りになられてる
傍目にそのお姿は、静止してて
水面静まりけり、死人のように見えます
その死んだ水面に、天地が語りかけます
陽光星辰は一瞬も滞らず、その歌を奏でます

法常禅師はある時
馬祖禅師にご質問なされた
「 仏とは、どのようなものですか 」

馬祖禅師が答えます
「 坐禅においては、心が仏となります 」






宮城県仙台市青葉区国見5-6-18
( 5-6-18 kunimi Aobaku Senndai )


仙台にお越しの折は
気軽にお寄り下さいませ

ご連絡先はコチラでした!
090-7325-5711



師 沼田 勇 先生 



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Rudolf Steiner 先生
Kōdō Sawaki
沢木 興道 老師 ( 曹洞宗 )










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