坐禅箴 「 喪身失命 」
- 2019/12/28
- 11:55
坐禅箴 6 )
江西いはく、図作仏
この道、あきらめ達すべし
作仏と道取するは
いかにあるべきぞ
ほとけに作仏せらるるを
作仏と道取するか
ほとけを作仏するを
作仏と道取するか
ほとけの一面出、両面出するを
作仏と道取するか
図作仏は脱落にして
脱落なる図作仏か
作仏たとひ万般なりとも
この図に葛藤しもてゆくを
図作仏と道取するか
しるべし、大寂の道は
坐禅かならず図作仏なり
坐禅かならず作仏の図なり
図は作仏より前なるべし
作仏より後なるべし
作仏の正当恁麼時なるべし
且問すらくは、この一図
いくそばくの作仏を
葛藤すとかせん
この葛藤、さらに
葛藤をまつふべし
このとき、尽作仏の条々なる
葛藤かならず尽作仏の端的なる
みなともに条々の図なり
一図を廻避すべからず
一図を廻避するときは
喪身失命するなり
喪心失命するとき、一図の葛藤なり

正法眼蔵第十二巻は 「坐禅箴(ざぜんしん)」でした
この一節は
主体と客体の精神的葛藤
その構造を述べられてる
そう推測されます
私とあなた
普通ご不満と申しますか
がっかりと申しますか
それはアチラ(あなた)側に感じます
こちら(私)側にご不満
がっかりを感じる時もあります
アチラ(人々)は楽しそうだけど
こちら(私)側は最悪だ、とか
道元禅師は質実剛健
アチラもコチラもどうでもいい!
なスタンスですね
アチラコチラ・正邪善悪・幸不幸
そんな事にからんでいたら
寿命を縮めてしまうがな、です
頭頂・眉間・人中・鳩尾
息をはき身体前面を下る
息をすい背中を上る
もって姿勢威儀を正す
あぁ清々する
これだから元気なはずです
文筆も止まる事を知らず
正法眼蔵
端から端まで読むのも一苦労です
.
江西いはく、図作仏
この道、あきらめ達すべし
作仏と道取するは
いかにあるべきぞ
ほとけに作仏せらるるを
作仏と道取するか
ほとけを作仏するを
作仏と道取するか
ほとけの一面出、両面出するを
作仏と道取するか
図作仏は脱落にして
脱落なる図作仏か
作仏たとひ万般なりとも
この図に葛藤しもてゆくを
図作仏と道取するか
しるべし、大寂の道は
坐禅かならず図作仏なり
坐禅かならず作仏の図なり
図は作仏より前なるべし
作仏より後なるべし
作仏の正当恁麼時なるべし
且問すらくは、この一図
いくそばくの作仏を
葛藤すとかせん
この葛藤、さらに
葛藤をまつふべし
このとき、尽作仏の条々なる
葛藤かならず尽作仏の端的なる
みなともに条々の図なり
一図を廻避すべからず
一図を廻避するときは
喪身失命するなり
喪心失命するとき、一図の葛藤なり

正法眼蔵第十二巻は 「坐禅箴(ざぜんしん)」でした
この一節は
主体と客体の精神的葛藤
その構造を述べられてる
そう推測されます
私とあなた
普通ご不満と申しますか
がっかりと申しますか
それはアチラ(あなた)側に感じます
こちら(私)側にご不満
がっかりを感じる時もあります
アチラ(人々)は楽しそうだけど
こちら(私)側は最悪だ、とか
道元禅師は質実剛健
アチラもコチラもどうでもいい!
なスタンスですね
アチラコチラ・正邪善悪・幸不幸
そんな事にからんでいたら
寿命を縮めてしまうがな、です
頭頂・眉間・人中・鳩尾
息をはき身体前面を下る
息をすい背中を上る
もって姿勢威儀を正す
あぁ清々する
これだから元気なはずです
文筆も止まる事を知らず
正法眼蔵
端から端まで読むのも一苦労です
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