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坐禅儀 「 耳と肩と対し 」



正法眼蔵「 坐禅儀 」  5)


衣衫を寛繋して斉整ならしむべし
右手を左足の上におく、左手を右手のうへにおく
ふたつのおほ指、先あひささふ

両手かくのごとくして、身に近づけおくなり
二つのおほ指のさしあはせたる先を臍(ほぞ)に対しておくべし

正身端坐すべし
左へそばだち、右へかたぶき
前にくぐまり、後ろへあふのく事なかれ
かならず耳と肩と対し、鼻と臍(ほぞ)と対すべし



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正法眼蔵 第十一巻「 坐禅儀 」



「 かならず耳と肩と対し
  鼻と臍(ほぞ)と対すべし 」

これは実際のところ
どの程度で丁度良いのか?
微妙な違いはあるにせよ

耳と肩と対し、鼻と臍と対する
こう調整しますと
かなりな真っすぐ感、背の直立感
出るように感じられます

姿勢が良い、是も程度問題で
ここまで良いと王様?の構えのよう
対人すると差し障りがでるので
曹洞宗では「 面 壁 」 して
壁に向かってお坐りになられるのか
と思われます

このかなりな真っすぐ感
背の直立感ですが
建築同様、下から積み上げてく
足腰を固め、そして上を構築ですが
この2019年の暮れは
あーしてこーして来て
イメージとしては天から地へ
上から下へ構築する仏塔建築
そう展開せり、ですね


そのような思考スキームを採用出来るは
身体前面の任脈の下り感
これが身近になったから ? とも推測されます






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プロフィール

佐々木正巳

Author:佐々木正巳
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「国際交流のための坐禅会」

(ご希望に合わせ随時開催・参加費無料)

2006 東京国立博物館(上野) にて開催
2006~2015 仙台国際センターにて毎月開催
2022 ~  仙台 国見にて随時開催



かつて馬祖 baso の会 e に参じてとふ
「 如何是仏 nyoga-zebutu 」と
馬祖いはく
「 即心是仏 sokusin-zebutu 」と
法常このことばをききて
言下大悟 gonka-taigo す




法常禅師 Ho-zyo zenzi が
馬祖 baso 禅師の坐禅道場で
静かにお坐りになられてる
傍目にそのお姿は、静止してて
水面静まりけり、死人のように見えます
その死んだ水面に、天地が語りかけます
陽光星辰は一瞬も滞らず、その歌を奏でます

法常禅師はある時
馬祖禅師にご質問なされた
「 仏とは、どのようなものですか 」

馬祖禅師が答えます
「 坐禅においては、心が仏となります 」






宮城県仙台市青葉区国見5-6-18
( 5-6-18 kunimi Aobaku Senndai )


仙台にお越しの折は
気軽にお寄り下さいませ

ご連絡先はコチラでした!
090-7325-5711



師 沼田 勇 先生 



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文章を通しての師

Rudolf Steiner 先生
Kōdō Sawaki
沢木 興道 老師 ( 曹洞宗 )










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