大 悟 「 大悟無端なり 」
- 2019/12/06
- 04:20
正法眼蔵「 大 悟 」 10)
これは、大悟は作仏のごとし、却迷は衆生のごとし
還って衆生と作る、といひ
本より迹を垂る、とらいふがとく学すべきにはあらざるなり
かれは大覚をやぶりて衆生となるがごとくいふ
これは大悟やぶるるといはず
大悟うせぬるといはず、迷きたるといはざるなり
かれらにひとしむべからず
まことに大悟無端なり却迷無端なり

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正法眼蔵 第十巻「 大 悟 」でした
理解 ( 悟り ) understanding
この言葉は「 名詞形 」です
名詞は、はなはだ便利なものです
それは三次元なものです
時間をあえて排除した静止画に近い
一方、私達が生きてる現実の空間
それは、縦+横+高さ+時間 って
4要素で成り立ってる
天ぷら定食、頼んだらお味噌汁がこなかった
これは天丼ですか?
まっいいや、とも言えます、ドエライ違い、とも言えます
調子のいい時はお会いしない
何気、条件が消えた時
圧倒的な虚無感・孤独感が私達を襲います
無意識は3要素になってる、[ 縦+横+高さ=名詞 ]
現実は4要素になってる、[ 縦+横+高さ+時間 ]
( 何物も止まらない、これは恐ろしき風景です
虚無感は、その鏡像でしょうか )
普段、時間に追われて暮らしてます
こんな仮定は、どうでしょうか
すべての予定・Appointment を back space
どうなるでしょうか?
お気軽で Happyになるでしょうか
威儀を正し、しゃんと坐り、これに対峙する
この何気な空間 [ 縦+横+高さ ] の中
眼には見えないもの
生きる神の如し「時間」そのものが息づいてる
こんな予感を受けるかも知れません
威儀を正し、しゃんと坐り輪郭を形成する
「 輪郭&輪郭以外 」って、世界を安定化させる
しかし、その世界も4要素で成り立ってるはずです
私達は「時間」の中にある
としたら
悟りが、新鮮なる行動 ( 威儀 ) として展開するのは自然な事でしょうか
寒くなりましたが、今日も四季は美しく巡ってます
太古、神々が世界を創造された
そして神々は、今日も世界を創造されてる
親分は、まめにお仕事されてる
子分も、まめに世界を創造する
これは、自然な成り行きでしょうか
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