坐り方の工夫 49
- 2019/12/04
- 09:28
坐り方の工夫 49
銀椀に雪を盛り、明月に鷺(ro)をかくす
................洞山良介禅師 ( 807~869 )
................「 宝鏡三昧 」

ガチィ!パリッ!ドンッ!
って姿勢を正す、輪郭を描く
それはそれでいいのですが
如何せん私達は環境の中で生きてる
何事ともしっくり行ってこそ、な感じがします
深夜であれ日中であれ
何か、たよりなき孤独感?のようなもの
襲って来た時、おっとどっこいィ!
って身を正す = 輪郭を描けば
虚無の空間に漂いそうだったけど
( 虚無の空間 ) - ( 輪郭 )a = ( 輪郭以外の世界 )b
って世界(b)が確固たるものとして
回りに展開してくれるような
なんもしないと
世界は、虚無の如く私達に対峙するのでは?
世界(b)とは「 輪郭以外のもの 」
として現出しているのでは?

洞山禅師ほか祖師方が
超現実主義者なのは、
私達が生身の身体に生きてる以上
精神世界?はその身体 ( 姿 ) に反映される
と言うアプローチされるとこでしょうか
ドーナッツの型抜きするのは
ドーナッツを食べるためでなく
型抜きされた生地をつくるため
この観方は修練を要するでしょうが
おしゃれで、希望的です
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