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大 悟 「 活計見成 」



正法眼蔵「 大 悟 」  9)


恁麼時節の道取現成は
破鏡不重照なり、落華難上樹なり

落華のまさしく落華なるときは
百尺の竿頭に昇晋するとも
なほこれ落華なり

破鏡の正当破鏡なるゆえに
そこばくの活計見成すれども
おなじくこれ不重照の照なるべし

破鏡と道取し
落華と道取する宗旨を拈来して
大悟底人却迷時の時節を参取すべきなり





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正法眼蔵 第十巻「 大 悟 」でした


姿を正す、これを
「 拡張 」 大腰筋を伸ばす
「 収縮 」 鳩尾を落とす
この二つの合算から導けないだろうか

これは、輪郭をどう描くか
の一つの仮説です

この仮説から
「 破鏡不重照、落華難上樹 」を読むと
頭部頭中で輪郭を描く傾向を打破し
姿の中に輪郭を描こう、とも読めます
そしてその実際は
高い鳩尾をドンと落とす、でしょうか



2019年12月02日06



こちらは「 輪郭 」の一考察です
無限の空間 宇宙?の中に
一つの輪郭 ( 姿 ) を創ると [ 赤の部分 ]

( 無限の空間 ) - ( 一つの輪郭 ) =
って、捉え所のない空間を
AからBを引いたものって
一つの世界 [ 緑の部分 ] を規定出来るのでは?

トレーニングが必要と思われるのは
[ 赤の部分 ] と [ 緑の部分 ] を同時に観る
でしょうか




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佐々木正巳

Author:佐々木正巳
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「国際交流のための坐禅会」

(ご希望に合わせ随時開催・参加費無料)

2006 東京国立博物館(上野) にて開催
2006~2015 仙台国際センターにて毎月開催
2022 ~  仙台 国見にて随時開催



かつて馬祖 baso の会 e に参じてとふ
「 如何是仏 nyoga-zebutu 」と
馬祖いはく
「 即心是仏 sokusin-zebutu 」と
法常このことばをききて
言下大悟 gonka-taigo す




法常禅師 Ho-zyo zenzi が
馬祖 baso 禅師の坐禅道場で
静かにお坐りになられてる
傍目にそのお姿は、静止してて
水面静まりけり、死人のように見えます
その死んだ水面に、天地が語りかけます
陽光星辰は一瞬も滞らず、その歌を奏でます

法常禅師はある時
馬祖禅師にご質問なされた
「 仏とは、どのようなものですか 」

馬祖禅師が答えます
「 坐禅においては、心が仏となります 」






宮城県仙台市青葉区国見5-6-18
( 5-6-18 kunimi Aobaku Senndai )


仙台にお越しの折は
気軽にお寄り下さいませ

ご連絡先はコチラでした!
090-7325-5711



師 沼田 勇 先生 



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沢木 興道 老師 ( 曹洞宗 )










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