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大 悟  「 破鏡重ねて照らさず 」


正法眼蔵「 大 悟 」  6)

京兆華厳寺の宝智大師
ちなみに僧問ふ
大悟底人、却つて迷ふ時如何
師云く、
破鏡重ねて照らさず、落花樹に上り難し

いまの問処は、問処なりといへども
示衆のごとし。華厳の会にあらざれば開演せず
洞山の嫡子にあらざれば加被すべからず
まことにこれ参飽仏祖の方席なるべし
いはゆる大悟底人は、
もとより大悟なりとにはあらず
余外に大悟してたくはふるにあらず
大悟は公界におけるを、
末上の老年に相見するにあらず

自己より強為して
牽挽出来するにあらざれども
かならず大悟するなり
不迷なるを大悟とするにあらず
大悟の種草のために
はじめて迷者とならんと
擬すべきにもあらず

大悟人さらに大悟す
大迷人さらに大悟す
大悟人あるがごとく
大悟仏あり、大悟地水火風空あり
大悟露柱・燈籠あり

いまは大悟底人と問取するなり
大悟人却迷時如何の問取
まことに問取すべきを問取するなり

華厳きらはず、叢席に慕古す
仏祖の勲業なるべきなり。




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正法眼蔵 第十巻「 大 悟 」でした


「 落花樹に上り難し 」

宝智大師は、お茶目な方ですね
余裕綽綽でしょうか
覆水盆に返らず、落ちた花は枝に戻らず
それを、「 落花樹に上り難し 」と

「 破鏡重ねて照らさず 」

これは、頭部の身体的経過の
実感レポートでしょうか

威儀を正す、姿勢を正す
ガチィ! パリッ! ドンッ! で行こう!
ですが、
2)のパリッ!は大腰筋を張るでした

大腰筋は逆V字形で
背骨の後側・鳩尾の後から
身体前面へ回り込み、左右股関節へ張られてる
これをパリッ!っと張る時
その力点?は鳩尾の後・背骨の後側に

これは背骨背面に上向きのベクトル
生じせしめる、でしょうか


2019年11月25日09



ドンッ! っと
鳩尾のしこりを垂直放下する
これは人中(鼻の下と上唇の間)を
お口の中から舌で押さえる
これもご参加するので如何にも
身体前面の下方向ベクトル・落下ベクトル
な感じに

舌の押えが効いて
御顔前面に下方向ベクトルが波及すると
額・眉間にもそれが波及するような
頭・額は「 天 」に応じる、とすれば
何かいいイメージが降りて来るかな?
って期待しちゃいますが
何よりかにより

「 破鏡重ねて照らさず 」

今書いたレポートを
Back/Space 出来ちゃうような
でしょうか
瞬間瞬間新しくなってるなら
現状レポートは次々新しくが道理でしょうが
如何せん、お気に入りのレポートに
釘付け?になっちゃう

創鏡〃破鏡〃、創鏡〃破鏡〃
なればこそ、創鏡が可となるとしたら
身体前面に頭の気を落とす道があるは
とても良き事哉と

身体前面のドンッ!
垂直放下のルート(任脈)確保は
時々刻々刷新の道となるのかも?





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佐々木正巳

Author:佐々木正巳
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「国際交流のための坐禅会」

(ご希望に合わせ随時開催・参加費無料)

2006 東京国立博物館(上野) にて開催
2006~2015 仙台国際センターにて毎月開催
2022 ~  仙台 国見にて随時開催



かつて馬祖 baso の会 e に参じてとふ
「 如何是仏 nyoga-zebutu 」と
馬祖いはく
「 即心是仏 sokusin-zebutu 」と
法常このことばをききて
言下大悟 gonka-taigo す




法常禅師 Ho-zyo zenzi が
馬祖 baso 禅師の坐禅道場で
静かにお坐りになられてる
傍目にそのお姿は、静止してて
水面静まりけり、死人のように見えます
その死んだ水面に、天地が語りかけます
陽光星辰は一瞬も滞らず、その歌を奏でます

法常禅師はある時
馬祖禅師にご質問なされた
「 仏とは、どのようなものですか 」

馬祖禅師が答えます
「 坐禅においては、心が仏となります 」






宮城県仙台市青葉区国見5-6-18
( 5-6-18 kunimi Aobaku Senndai )


仙台にお越しの折は
気軽にお寄り下さいませ

ご連絡先はコチラでした!
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