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坐り方の工夫 44


坐り方の工夫 44


[ 質問 ]

人中が長く、唇が歯に付く者は非常に良い
と言うのは何故でしょうか。

[ お答え ]

歯は金に属す。唇は水に属す。
ゆえに、歯と唇が等しく合う時は
これを口の相生と言う。
つまり、金生水で非常に良いのである
また、歯唇は言語の門であり
その言語の門で相生が起こっているならば
これを能弁と言う
口は大海、人中は溝であり
つまりは水の通り道である
ゆえに、人中が長く等しく歯に付く者は
水源から大海への水路が清浄であるに等しい
したがって、この相を持つ者は
物事の通路が整っているに等しく
物事が滞る事が無い、と言う


...............................水野南北居士(1760-1834)




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お鼻の下~お口の間
「人中」の検証でした

上記レポートでは
「人中」は、水の通り道で
水(気脈)は頭頂からお口へ注いでる
となります

古人が観察された気脈の上り・下り
身体背面の督脈(上り)・身体前面の任脈(下り) 
にてらしますと
「人中」は下り任脈の大事通過点、と言う事に

201911241101368a8.jpg



「 人中が長く等しく歯に付く者 」

これは、
笑った時、歯ぐきが見えない
いつも歯と唇が寄り添ってる
そんな感じでしょうか
実地検証すると、口角が少し上向く感じ
顎がしっかり上を支える感じ
受け止める感じがします


頭部・お顔を
一つの全体、一身と観る観法では
「 顎 」は、地であり足腰となります

「人中」の通りが良いと
天(額)と地(顎)が仲良く会する
と言うスキームでしょうか





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プロフィール

佐々木正巳

Author:佐々木正巳
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「国際交流のための坐禅会」

(ご希望に合わせ随時開催・参加費無料)

2006 東京国立博物館(上野) にて開催
2006~2015 仙台国際センターにて毎月開催
2022 ~  仙台 国見にて随時開催



かつて馬祖 baso の会 e に参じてとふ
「 如何是仏 nyoga-zebutu 」と
馬祖いはく
「 即心是仏 sokusin-zebutu 」と
法常このことばをききて
言下大悟 gonka-taigo す




法常禅師 Ho-zyo zenzi が
馬祖 baso 禅師の坐禅道場で
静かにお坐りになられてる
傍目にそのお姿は、静止してて
水面静まりけり、死人のように見えます
その死んだ水面に、天地が語りかけます
陽光星辰は一瞬も滞らず、その歌を奏でます

法常禅師はある時
馬祖禅師にご質問なされた
「 仏とは、どのようなものですか 」

馬祖禅師が答えます
「 坐禅においては、心が仏となります 」






宮城県仙台市青葉区国見5-6-18
( 5-6-18 kunimi Aobaku Senndai )


仙台にお越しの折は
気軽にお寄り下さいませ

ご連絡先はコチラでした!
090-7325-5711



師 沼田 勇 先生 



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文章を通しての師

Rudolf Steiner 先生
Kōdō Sawaki
沢木 興道 老師 ( 曹洞宗 )










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