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坐り方の工夫 43


坐り方の工夫 43


鼻で呼吸する者は、自然と神気を保ち
病気になる事が少ない、また長命である
この事はよく考えなさい

口で呼吸する者は、自然と神気をもらす
ゆえに、腎氣が衰え
根気が薄くなり、短命となる


...............................水野南北居士(1760-1834)

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ガチィ! (お辞儀で股関節を加圧)
パリッ! (加圧のまま鳩尾伸ばし、大腰筋張って)
ドンッ! (鳩尾のしこりを垂直放下す)

これをお尻を膝がしらより上げて坐る
坐禅の坐法で行うと、
いかにもォって姿勢が正されます

本日は、その時のお顔の検証


「 舌、上の腭(Agito)に掛けて
  脣歯相つけ目は須らく常に開くべし 」

     ( 普勧坐禅儀 : 道元禅師著 )



舌は、上前歯の裏側の歯ぐき(Agito)
につけとく、とあります
これは「 人中 」(鼻の下~お口の間)
を裏から支える感じでしょうか
そして、お口は閉じるべしと


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[ 質問 ]

人中に締まりがある者は、気に締まりがある
と言うのは何故でしょうか。

[ お答え ]

神気を締める時は、六根がその神に従って
一身の門を塞ぐ。これは口を塞ぐに等しい
また、口を塞ぐ時は、自然と人中が締まり
「心気」を締めるに等しい
ゆえに、人中が締まっている者は
心に締まりがある、と言う。
つまり、心が締まらない時は
一国の君主の心が安定しないに等しい
よって、一身の門に締まりが無くなり
六根の臣下が現れ、縦横に働きまわり
ついにはその君を絶やしてしまう
よく考えなさい。

...............................水野南北居士(1760-1834)






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プロフィール

佐々木正巳

Author:佐々木正巳
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「国際交流のための坐禅会」

(ご希望に合わせ随時開催・参加費無料)

2006 東京国立博物館(上野) にて開催
2006~2015 仙台国際センターにて毎月開催
2022 ~  仙台 国見にて随時開催



かつて馬祖 baso の会 e に参じてとふ
「 如何是仏 nyoga-zebutu 」と
馬祖いはく
「 即心是仏 sokusin-zebutu 」と
法常このことばをききて
言下大悟 gonka-taigo す




法常禅師 Ho-zyo zenzi が
馬祖 baso 禅師の坐禅道場で
静かにお坐りになられてる
傍目にそのお姿は、静止してて
水面静まりけり、死人のように見えます
その死んだ水面に、天地が語りかけます
陽光星辰は一瞬も滞らず、その歌を奏でます

法常禅師はある時
馬祖禅師にご質問なされた
「 仏とは、どのようなものですか 」

馬祖禅師が答えます
「 坐禅においては、心が仏となります 」






宮城県仙台市青葉区国見5-6-18
( 5-6-18 kunimi Aobaku Senndai )


仙台にお越しの折は
気軽にお寄り下さいませ

ご連絡先はコチラでした!
090-7325-5711



師 沼田 勇 先生 



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文章を通しての師

Rudolf Steiner 先生
Kōdō Sawaki
沢木 興道 老師 ( 曹洞宗 )










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