坐り方の工夫 43
- 2019/11/24
- 08:38
坐り方の工夫 43
鼻で呼吸する者は、自然と神気を保ち
病気になる事が少ない、また長命である
この事はよく考えなさい
口で呼吸する者は、自然と神気をもらす
ゆえに、腎氣が衰え
根気が薄くなり、短命となる
...............................水野南北居士(1760-1834)

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ガチィ! (お辞儀で股関節を加圧)
パリッ! (加圧のまま鳩尾伸ばし、大腰筋張って)
ドンッ! (鳩尾のしこりを垂直放下す)
これをお尻を膝がしらより上げて坐る
坐禅の坐法で行うと、
いかにもォって姿勢が正されます
本日は、その時のお顔の検証
「 舌、上の腭(Agito)に掛けて
脣歯相つけ目は須らく常に開くべし 」
( 普勧坐禅儀 : 道元禅師著 )
舌は、上前歯の裏側の歯ぐき(Agito)
につけとく、とあります
これは「 人中 」(鼻の下~お口の間)
を裏から支える感じでしょうか
そして、お口は閉じるべしと
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[ 質問 ]
人中に締まりがある者は、気に締まりがある
と言うのは何故でしょうか。
[ お答え ]
神気を締める時は、六根がその神に従って
一身の門を塞ぐ。これは口を塞ぐに等しい
また、口を塞ぐ時は、自然と人中が締まり
「心気」を締めるに等しい
ゆえに、人中が締まっている者は
心に締まりがある、と言う。
つまり、心が締まらない時は
一国の君主の心が安定しないに等しい
よって、一身の門に締まりが無くなり
六根の臣下が現れ、縦横に働きまわり
ついにはその君を絶やしてしまう
よく考えなさい。
...............................水野南北居士(1760-1834)
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