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古仏心 「 世界崩壊(Hóe) 」


正法眼蔵「 古仏心 」  10 )


漸源仲興大師、因みに僧問ふ
如何にあらんか是れ古仏心

師云く、
世界崩壊(Hóe)す

僧云く、
なにとしてか世界崩壊(Hóe)なる

師云く、
寧ろ我が身無からん
いはゆる世界は十方みな仏世界なり
非仏世界いまだあらざるなり

崩壊(Hóe)の形段は
この尽十方世界に参学すべし
自己に学することなかれ



2019年11月11日02


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正法眼蔵第九巻は「 古仏心 」


古仏心とは
どう言う事でしょうか?

その解答が 「 世界崩壊(Hóe)す 」

道元禅師の正法眼蔵は
威儀を正す事坐禅の如し
これへ帰着するよう構成なされてる
とすると、この「 世界崩壊(Hóe)す 」
坐禅と何処でつながるのだろう


「 世界崩壊(Hóe)す 」もそうですが
正法眼蔵その中の言葉は
思索とキーボードで一遍のレポートは書けるかも、ですが

思考や意思そして体感を含め
身体・姿でReport化しようとすると
坐禅(姿)の中の何処に、「 世界崩壊(Hóe)す 」あらん


本日の仮説は
水野南北居士(1760-1834)の言

「 鳩尾のしこりが
  柔らかくなるにしたがって
  自然に心が豊かになる 」


この「鳩尾のしこり」を自覚し
これを脱力放下する手放す

これが 「 世界崩壊(Hóe)す 」
その坐禅(姿)における実際では?

普段どうしても「鳩尾のしこり」
そして「頭部のしこり」って
上半身で世界が構成されてて
それだけが「自己」になってる

この上半身自己に学ばず
そのカタッ世界を崩壊(Hóe)し
朗らか温か伸びやかな上半身、それを再構築しよう! と

その実際が
威儀を正したところでの
「鳩尾のしこり」の脱力放下ではないかと






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