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心不可得 「 心の心を点ずる 」




正法眼蔵「 心不可得 」 7 )


こころみに
徳山にかはりていふべし

婆子まさしく恁麼問著せんに
徳山すなはち
婆子にむかひていふべし

恁麼ならば則ち
吾がために餅を売ることなかれ

もし徳山かくのごとく
いはましかば
伶利の参学ならん

婆子もし徳山とはん
現在心不可得
過去心不可得、未来心不可得
いまもちひをして
いづれの心をか点ぜんとする

かくのごとく問はんに
婆子すなはち
徳山にむかうていふべし

和尚はただ、もちひの心を
点ずべからずとのみしりて
心のもちひを点ずることをしらず
心の心を点ずることをもしらず



201900101147 600


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こうも言えるし
さらに、こうも問える
言うべきだし
問うべきではないか

徳山和尚と婆子の会話
それを題材に
道元禅師が鉾先おさめずは

この一章が
「 心不可得 」ゆえ哉と

心不可得とは無常の別名
とも受け取れます

内面も外界対象も
移り行き止まらずです

大事な時ゆえ
ぼやっとしてられない
威儀正す事、坐禅の如し

道元禅師は
実行動指針を
方程式の帰着とされてる


水を凝縮して
水晶を創作する如し
その立ち位置から
コメントされてるので
色々蹴飛ばされるは
そりゃ、おっしゃられるだろう
です










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プロフィール

佐々木正巳

Author:佐々木正巳
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「国際交流のための坐禅会」

(ご希望に合わせ随時開催・参加費無料)

2006 東京国立博物館(上野) にて開催
2006~2015 仙台国際センターにて毎月開催
2022 ~  仙台 国見にて随時開催



かつて馬祖 baso の会 e に参じてとふ
「 如何是仏 nyoga-zebutu 」と
馬祖いはく
「 即心是仏 sokusin-zebutu 」と
法常このことばをききて
言下大悟 gonka-taigo す




法常禅師 Ho-zyo zenzi が
馬祖 baso 禅師の坐禅道場で
静かにお坐りになられてる
傍目にそのお姿は、静止してて
水面静まりけり、死人のように見えます
その死んだ水面に、天地が語りかけます
陽光星辰は一瞬も滞らず、その歌を奏でます

法常禅師はある時
馬祖禅師にご質問なされた
「 仏とは、どのようなものですか 」

馬祖禅師が答えます
「 坐禅においては、心が仏となります 」






宮城県仙台市青葉区国見5-6-18
( 5-6-18 kunimi Aobaku Senndai )


仙台にお越しの折は
気軽にお寄り下さいませ

ご連絡先はコチラでした!
090-7325-5711



師 沼田 勇 先生 



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文章を通しての師

Rudolf Steiner 先生
Kōdō Sawaki
沢木 興道 老師 ( 曹洞宗 )










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