一顆の明珠 「 進歩退歩 」
- 2019/09/17
- 07:22
正法眼蔵「 一顆の明珠 」 44 )
たとひ
たどりわづらふとも
明珠にあらぬにあらず
明珠にあらぬがありて
おこさせける行にも念にも
にてはあらざれば、ただまさに
黒山鬼窟の進歩退歩
これ一顆明珠なるのみなり

------------------------------------------------------------------
進歩退歩
パッとしたり
パッとしなかったり
日々の歩みのように
姿勢の研鑽、明珠の探求も
単調には行かないなぁ、です
「 平衡感覚 」は
不安定ゆえに働くのかな?
とも思えます
坐禅姿勢もベタ置き?
じゃ平衡感覚が働く余地なし
になってしまうのでは
これは、
坐禅の重要要素の
お尻のジャッキアップ
それが関係してるのでは?
正座や胡坐は
両腿がほぼ水平
一方、坐禅では両腿は
横にした直角三角形の斜辺
そんな、すべり台の角度を持ってる
不安定ゆえに
求心的な平衡感覚
それが働くのでは?
.