一顆の明珠 「 昼夜に弁道す 」
- 2019/07/09
- 07:48
正法眼蔵「 一顆の明珠 」 1 )
娑婆世界大宋国
福州玄砂山院宗位置大師
法諱「師備」、俗姓者謝なり
在家のそのかみ
釣魚を愛し
舟を南台江にうかべて
もろもろの
つり人にならひけり
不釣自上の金鱗を
不待にもありけん
唐の威通のはじめ
たちまちに出塵をねがふ
舟をすてて山にいる
そのとし
三十歳になりけり
浮世の
あやうきをさとり
仏道の高貴をしりぬ
つひに
雪峰山にのぼりて
真覚大師に参じて
昼夜に弁道す

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正法眼蔵 第七巻は
「 一顆の明珠 」でした
玄沙師備禅師(835~908)
の言葉、「 一顆の明珠 」
家庭や職場でも
どんな出会いでも
基本、一顆の明珠な
確固しっかり、やさしく明るい
そんな存在で
ありたいものです
とは言え
いつも何かに追われて
やさしくなれない
それって余裕がないから?
でしょうか
以前、お客様から
ささきはん!
そんな下品言葉使ったら
あきまへんでェ!
これは
ほんとその通りで
言葉に品なきは
余裕なき故なりですね
品や余裕など
競争社会では意味なき哉
とも言えますが
実際は
どうなんでしょう?
ですね
.