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行佛威儀 「 心の大隔なり 」





正法眼蔵「 行佛威儀 」  49 )


三界ただ
心の大隔なりと
知及し会取す

2019年05月10日04



この知及会取
さらに
萬法なりといへども
自己の家を行取せり
当人の活計を便是なり







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自分の帰る
ちゃんとした家を
持とうォ!

ほんと
そん通りですね

先の大戦では
幾十万の方が
シベリアへ抑留され
多くの方が
故郷祖国へ帰ることなく
そこでなくなられてる

どこかで戦争が起これば
多くの方がその土地を
追われて難民となる

原発の重大事故
しかりでしょうか

帰りえる祖国
帰る家をなくすとは
いかなる事か?です


この悲惨深刻な
現実と
この一節で
道元禅師が述べられてる

「 自己の家を行取せり 」
は、
同じ家でも
まったく違うアプローチ
なさってる


そぉ、
出家なされてる
仏者にとって
行佛威儀、坐禅の如し
これが家だと

本籍・現住所を、携帯なさってる

発想と行動力が
桁外れですので

これが一般常識として
受け入れられるには
遠い未来、弥勒菩薩が
この世に下天するまで
待たねばならない

そぉ
正法眼蔵「 行佛威儀 」は
800年前の
昔話しではなく
800年後に
学習資料、教科書となる
そのような文章
なのかもしれません


たしかに
行佛威儀・坐禅の姿
これが我が家哉

それが常識になれば
現行の経済システムは
根本から変わるでしょうか

とりあえずは
変わりそうもないので

遠い未来
弥勒菩薩が
この世に下天する時には

これは↑予言と言う
曖昧なものではなく
冷静な
現状認識から生まれし
分析レポートなのかも?
でしょうか







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プロフィール

佐々木正巳

Author:佐々木正巳
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「国際交流のための坐禅会」

(ご希望に合わせ随時開催・参加費無料)

2006 東京国立博物館(上野) にて開催
2006~2015 仙台国際センターにて毎月開催
2022 ~  仙台 国見にて随時開催



かつて馬祖 baso の会 e に参じてとふ
「 如何是仏 nyoga-zebutu 」と
馬祖いはく
「 即心是仏 sokusin-zebutu 」と
法常このことばをききて
言下大悟 gonka-taigo す




法常禅師 Ho-zyo zenzi が
馬祖 baso 禅師の坐禅道場で
静かにお坐りになられてる
傍目にそのお姿は、静止してて
水面静まりけり、死人のように見えます
その死んだ水面に、天地が語りかけます
陽光星辰は一瞬も滞らず、その歌を奏でます

法常禅師はある時
馬祖禅師にご質問なされた
「 仏とは、どのようなものですか 」

馬祖禅師が答えます
「 坐禅においては、心が仏となります 」






宮城県仙台市青葉区国見5-6-18
( 5-6-18 kunimi Aobaku Senndai )


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090-7325-5711



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