行佛威儀 「 心の大隔なり 」
- 2019/05/10
- 14:10
正法眼蔵「 行佛威儀 」 49 )
三界ただ
心の大隔なりと
知及し会取す

この知及会取
さらに
萬法なりといへども
自己の家を行取せり
当人の活計を便是なり
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自分の帰る
ちゃんとした家を
持とうォ!
ほんと
そん通りですね
先の大戦では
幾十万の方が
シベリアへ抑留され
多くの方が
故郷祖国へ帰ることなく
そこでなくなられてる
どこかで戦争が起これば
多くの方がその土地を
追われて難民となる
原発の重大事故
しかりでしょうか
帰りえる祖国
帰る家をなくすとは
いかなる事か?です
この悲惨深刻な
現実と
この一節で
道元禅師が述べられてる
「 自己の家を行取せり 」
は、
同じ家でも
まったく違うアプローチ
なさってる
そぉ、
出家なされてる
仏者にとって
行佛威儀、坐禅の如し
これが家だと
本籍・現住所を、携帯なさってる
発想と行動力が
桁外れですので
これが一般常識として
受け入れられるには
遠い未来、弥勒菩薩が
この世に下天するまで
待たねばならない
そぉ
正法眼蔵「 行佛威儀 」は
800年前の
昔話しではなく
800年後に
学習資料、教科書となる
そのような文章
なのかもしれません
たしかに
行佛威儀・坐禅の姿
これが我が家哉
それが常識になれば
現行の経済システムは
根本から変わるでしょうか
とりあえずは
変わりそうもないので
遠い未来
弥勒菩薩が
この世に下天する時には
これは↑予言と言う
曖昧なものではなく
冷静な
現状認識から生まれし
分析レポートなのかも?
でしょうか
.