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行佛威儀   「 鞋裏の動指なり 」





正法眼蔵「 行佛威儀 」  44 )



大悟なれば
おなじく大悟なり
大迷なれば
おなじく大迷なり

これしばらく
行佛の鞋裏の動指なり

あるときは
一道の
放屁聲なり
放屎香なり
鼻孔あるは得す
耳処身処
行履処あるに
聴取するなり
又、得吾皮肉骨髓
するときあり

さらに行得に
他よりえざるものなり

2019年05月06日01




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「 鞋裏の動指なり 」


鞋 [Ai/Kei]←くつ・わらじ
その裏の指の動き

あっ、そうですか
て終わっちゃう言葉です

裏 ←/ 表
是は右から左を見た時
左が裏になってる

そう、この表現は
自分の身体を
その外から見るが如しな
その視点の方向性から
そのような表現が
自然となされてる
そう推測されます


道元禅師の行佛威儀
それは
何かを信仰する信じる
そのような信心とは
真逆に位置するもの哉
と推測されます


身体の内にこもって
独自な生(信心)を営む
あるいは
身体の外に出て
海は広いな大きいなァ!
と感嘆する、いずれでもなく


身体の外に立って
精気にあたりつつ
その精気を
身体へ送るが如く
その精気で
身体の中に線描をなす

2019年05月05日01



行佛威儀はこの
「 鞋裏の動指なり 」
な、方向性をお持ちで

その方向性でなせば
楽しき造形創造行為となり

内にこもってなせば
最悪ないじめな如し
苦行になっちゃう


行佛威儀とは
かなりthrillingな代物
かも、でしょうか






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プロフィール

佐々木正巳

Author:佐々木正巳
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「国際交流のための坐禅会」

(ご希望に合わせ随時開催・参加費無料)

2006 東京国立博物館(上野) にて開催
2006~2015 仙台国際センターにて毎月開催
2022 ~  仙台 国見にて随時開催



かつて馬祖 baso の会 e に参じてとふ
「 如何是仏 nyoga-zebutu 」と
馬祖いはく
「 即心是仏 sokusin-zebutu 」と
法常このことばをききて
言下大悟 gonka-taigo す




法常禅師 Ho-zyo zenzi が
馬祖 baso 禅師の坐禅道場で
静かにお坐りになられてる
傍目にそのお姿は、静止してて
水面静まりけり、死人のように見えます
その死んだ水面に、天地が語りかけます
陽光星辰は一瞬も滞らず、その歌を奏でます

法常禅師はある時
馬祖禅師にご質問なされた
「 仏とは、どのようなものですか 」

馬祖禅師が答えます
「 坐禅においては、心が仏となります 」






宮城県仙台市青葉区国見5-6-18
( 5-6-18 kunimi Aobaku Senndai )


仙台にお越しの折は
気軽にお寄り下さいませ

ご連絡先はコチラでした!
090-7325-5711



師 沼田 勇 先生 



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文章を通しての師

Rudolf Steiner 先生
Kōdō Sawaki
沢木 興道 老師 ( 曹洞宗 )










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